だるさ解消情報集~D長屋~

不定愁訴? 自律神経? なかなか分かってもらえない辛い「だるさ」「重さ」を解消するための体質改善情報

ジャスミン・アブソリュート
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

メンタルケア・生殖器系サポートなどの働きも期待される、花の王様

ジャスミン(jasmin)

  1. ジャスミンとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. ジャスミンの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. ジャスミンの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ジャスミンとは

ジャスミンの香りというと、香水や芳香剤などでもお馴染みの存在。植物としてのビジュアルよりも香りの印象のほうが先という方も多いかもしれませんが、白もしくはクリーム色をした小振りな星型の花も可愛らしいです。jasmineという呼び名も神からの贈り物を意味するペルシャ語“yasmin(ヤースミーン)”が語源とされ、特別な存在と考えられてていたことがうかがえます。中近東や欧米では女性の名前としても人気があるそうで、ディズニー映画『アラジン』のヒロインの名前もジャスミンでしたね。日本で言うところのサクラに近いのかもしれません。

植物としてはモクセイ科ソケイ属に属しており、広義でジャスミンはこのソケイ属約300種の総称としても用いられています。このうち香料としてはスペインジャスミンやオオバナソケイと呼ばれる種(学名Jasminum grandiflorum)が主に利用されています。ジャスミンティー・沖縄のさんぴん茶に利用される茉莉花(マツリカ)も同属ですがJasminum sambacという別種で、こちからからも香料が抽出されますが“ジャスミンサンバック”と呼んで区別しています。
世界中で愛されている花の一つと言えるジャスミンですが、原産地は中国~インドにかけてのヒマラヤ地域と考えられています。ただしかなり古い時代には既に広い範囲へと伝わっており、古代エジプトでも栽培が行われていたそう。エジプト王国最後の女王であり、世界三大美女の一人に数えられるクレオパオラが愛した香り(花)であるとも言われています。

またジャスミンは愛や性の象徴としてもよく用いられている花。クレオパトラが敵国ローマ帝国の将軍を魅惑する際に、ジャスミンの香りが“媚薬”として一役買ったなんていう逸話もあるほど。古くから陶酔感のあるジャスミンの香りは催淫作用を持つ媚薬と考えられていたようで、クレオパトラ以外にもヒンドゥー教の愛の女神カーマはジャスミン油が塗られた矢でハートを射止めるという伝説もあるそう。インドでは結婚式をはじめ儀式やお祭りなどにも欠かせない花とされていますし、アラビアでも古くから媚薬として利用されてきたようです。ちなみにインドではジャスミンを「夜の女王」とも呼びますが、こちらはナイトライフ的な意味合いではなくジャスミンは夜になると香りが増すため。ローズが“芳香(花)の女王”と称されるのに対して、ジャスミンを“芳香(花)の王”と呼ぶこともあります。

香り高いことに加え、採油率が低く希少で効果という点でもジャスミンは王と称されるのにふさわしい存在かもしれません。700kg(約1トンの花が必要という説も)の花から抽出できるジャスミン・アブソリュートはわずか1kg、8000個の花から1ml程度の精油しか採れないと言われています。また開花時期は8~10月と短くないものの、最も芳香が強くなると言われる夜間もしくは早朝と短い時間しか花の採取が行えない・非常にデリケートで抽出作業も困難であると言われています。
ジャスミンの全世界での年間生産量は5~6トン程度と少ないですし、香水や化粧品産業での需要が高いため価格が釣り上げっていくというのも納得ですね。少量でも高価なものですから数百円程度で買える「ジャスミンの香り」の芳香剤は基本的には合成香料。精油(アブソリュート)として販売されているものであっても、他の精油や合成香料による偽和が多いため購入時に注意が必要と言われています。

基本データ

通称
ジャスミン・アブソリュート(Jasmine Abs.)
別名
素馨(ソケイ)、大花素馨(オオバナソケイ)
学名
Jasminum Grandiflorum
(Jasminum officinale var.grandiflorum)
科名/種類
モクセイ科ソケイ属/低木
主産地
インド、モロッコ、フランス、エジプト
抽出部位
抽出方法
溶剤抽出法(アブソリュート)
オレンジ~茶色
粘性
中~高い
ノート
ミドル~ベースノート
香り度合い
強い
代表成分
酢酸ベンジル、安息香酸ベンジル、フィトール、リナロール、ジャスモン、オイゲノール
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

エキゾチックで濃厚な、陶酔感のある花の香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • 抑うつ・不安・無気力
  • イライラ・興奮・攻撃的
  • 神経衰弱・自己嫌悪
  • 前向きになりたい
  • 自信を取り戻したい
  • 癒やしが欲しい
  • リラックスしたい
  • 気持ちを開放したい

【肉体面】

  • 呼吸器系の不快感
  • 筋肉痛・痙攣
  • 月経不順・生理痛
  • PMS/更年期障害
  • 産後ケア・母乳サポート
  • マタニティブルー
  • 生殖機能・妊活サポート
  • 肌コンディションを整える
  • シワ・妊娠線のケア

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ジャスミンに期待される効果・効能

心への作用

濃密で“陶酔感をもたらす”と表現されることのあるジャスミンの香りは、脳内の神経伝達物質のエンファリンやドーパミンの分泌を促す作用があると言われています。エンファリン・ドーパミンは共に快感を司る物質で、脳内麻薬や快感物質とも称される存在。このためうっとりと香りに酔いしれることで幸福感を高めたり、自分を認め受け入れられるようになると考えられています。自信喪失時や一歩を踏み出せない時などにもサポートしてくれそうですね。不安・恐怖に苛まれている時、心が疲れ果てて無感動・無関心になってしまった時などにも適しています。

またドイツのルール大学で行われた研究で100種類以上もの香気テストを行った結果、ジャスミンの香りは平均より5倍以上のGABAを分泌させる効果があり、精神安定によって不安感・興奮・攻撃的な行動などの緩和にも効果が期待できると報告されています。中部大学からもジャスミンの香りによって心拍変動に変化(LF成分の増大)があったことが報告されています。
これらの結果からジャスミンの香りには鎮静作用が期待されており、気分をゆったりと穏やかに開放することでストレスや精神的な疲労感の軽減に役立つと考えられて、様々な精神・感情面のトラブルに取り入れられています。

体への作用

抗うつ・鎮静作用など精神面のサポートに優れた精油と考えられることから、精神的ストレスに起因する諸症状の軽減や改善が期待されています。また鎮静・鎮痙・去痰作用を持つとされているため、咳・喉頭炎・喉枯れや風邪による呼吸器系の不調、筋肉痛や痙攣などにも良いとされています。

女性の体への働きかけについて

ジャスミンは古くは「子宮のハーブ」とも呼ばれていたそうで、子宮の収縮を促す作用もあるため出産のサポートとして用いられることも多かったようです。精油の場合も通経作用や子宮機能強壮作用などにがあると考えられ、無月経や月経不順などのケアに用いられることもあるようです。そのほか鎮痛効果や加温作用(体を温める働き)があると考えられており、生理痛の軽減にも多方面からアプローチしてくれると言われています。

母乳分泌を促す働きがあるとされること・精神面のサポート役立つことから、ジャスミンはマタニティーブルーを始めとした産後のケアにも適していると言われています。ホルモンバランス調整に役立つとされていることもあり、PMS(月経前症候群)や更年期障害などホルモンバランスの乱れに起因する諸症状の軽減に取り入れる方も多いようです。妊娠中以外の女性の不調全般に効果が期待できる精油と言われているのもうなずけますね。

その他作用

肌への働きかけ

ジャスミンはアブソリュートですが皮膚利用ができる存在とされています。ただしアレルギーなどの炎症を起こす可能性もありますので、事前にしっかりと確認するようにしましょう。期待される作用としてはエリモント作用(皮膚を柔らかく潤す働き)・抗炎症作用・細胞再生促進などが挙げられており、肌タイプを選ばず利用できることからスキンケア用としても優れていると考えられています。

エリモント作用や抗炎症作用から乾燥肌・敏感肌ケアにも用いられており、精神面への働きかけからストレスが原因の肌荒れにも効果が期待できます。肌の再生を高めることでアンチエイジングや出来てしまったシワの軽減に良いという説もあります。またジャスミンの精油にラベンダーやネロリなどとブレンドすることで肌が弾力を取り戻すサポートに役立つと言われており、産後のマッサージオイル(妊娠線ケア用)としても人気が高いようです。

催淫作用について

ジャスミンは古くから催淫剤として用いられてきた歴史があります。現代でもジャスミンを配合し媚薬的な働きが期待される“フェロモン香水”や、子宝のハーブとして紹介されることも有りますね。催淫作用がある成分としてはジャスミンの甘い香りの元であり、イランイランなどにも含まれている「酢酸ベンジル」が取り上げられることが多いかと思います。この場合の催淫作用というのは心を解放してゆとりを産み出し“素直に愛情や喜びを表現し感じられる”という精神的な働きも大きいのではないかと考えられています。

肉体面でも生殖器強壮作用が期待されていることから、精神的なサポートと合わせて男性であれば精子を増やす・インポテンツ(勃起不全)の改善などに、女性の場合であれば身体を整えたり不感症への改善に繋がると考えられています。肉体・精神両方の作用によって性的障害や不妊のサポートに良いと言われていますが、現代の薬物のような性欲増強といったものではないでしょう。意中の人を誘う・射止めるというよりは、性行為に対する不安やコンプレックスがある・日常生活のストレスや疲労があるカップルに適していそうです。

ジャスミンの利用について

相性の良い香り

さほど香りの系統は選ばす、様々な精油とブレンド相性が良いと言われています。特に柑橘系の香りとは相性が良いですし、ジャスミンの濃厚さを軽くしてくれるという面でも人気があります。逆に濃密な香りが好きな方であればオリエンタル系・フローラル系と組み合わせても良いでしょう。香りが強い上、持続性も高いのでジャスミンの量は控えめにすると失敗しにくいでしょう。

【ジャスミンのブレンド例】

ジャスミンの注意点

  • 妊娠中の使用は避けましょう。
  • 運転中など集中力が必要な場面での利用は控えて下さい。
  • 香り・刺激ともに高いので高濃度での使用は控えましょう。特に敏感肌の方は使用に注意が必要です。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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