マンダリン精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

ストレス性の不調・セルライト対策に

マンダリン(Mandarin)

マンダリンとは

マンダリンはミカン属に含まれる植物で“マンダリンオレンジ”とも呼ばれていますが、ネーブルオレンジなどのようにオレンジ(Citrus sinensis)の栽培品種ではなく別種の植物です。はっきりとは分かっていませんがマンダリンという種が確立したのは中国と考えられており、マンダリンの果皮を乾燥させた「陳皮」は漢方の生薬や香辛料として古くから親しまれています。マンダリンという言葉も元々中国清朝の高級官僚を指す言葉だったのだそう。人ではなく果物をマンダリンと呼ぶようになった理由は彼らが君主に献上していた果物だったから・彼らの着ていた服の色に似ていたからなど諸説あります。

中国で重宝されたマンダリンは中東を経て地中海沿岸、ヨーロッパ全体へと伝播していきます。マンダリンから精油が抽出されると香水原料としても使われるようになりますし、伝統医学や民間療法の中で作用が特に穏やかな「子供のための精油(医薬)」としても評価されるようになっていきます。現代でも小さなお子様や体が弱ってしまったお年寄りにも利用でき、光毒性が非常に低い柑橘系精油とされています。
またマンダリン精油は香料業界だけでなく、レモネード、リキュール、アイスクリーム、ケーキなどのお菓子類など食品業界でも頻繁に用いられます。精油は完熟する少し手前のものが最も精油の採油量が多いと言われています。

マンダリンとタンジェリンの違いについて

マンダリンと非常に似た精油で「タンジェリン」がありますが、マンダリンもタンジェリンも植物分類としては同一品種であるCitrus Reticulata種に属しています。違いとしてはマンダリンは成熟時の果皮の色が黄色~橙色、タンジェリンは果皮が橙の赤みが強いもの、と区分しているそうです。ポンカンや温州みかんはマンダリンに含まれるのだとか。マンダリン系統は2月頃に、タンジェリン系統は11月頃に旬を迎える品種が多いとも言われています。

精油の場合は原料とする品種によっても差があるので確実ではありませんが、一般的にマンダリンはフローラル感の混ざった華やかな香り、タンジェリンはマンダリンよりも柑橘感が高く軽さのあるデリケートな香りと称されています。成分や期待される作用に大きな違いはありませんので、甘めの香りが好きか軽めの香りが好きかで選び分ける方が多いようです。

⇒タンジェリンはこちら

基本データ

通称
マンダリン(Mandarin)
別名
Mandarin orange(マンダリンオレンジ)
学名
Citrus reticulataBlanco var.mandarin
科名/種類
ミカン科ミカン属/常緑低木
主産地
イタリア、スペイン、アルゼンチン、ブラジル
抽出部位
果実の外皮
抽出方法
圧搾抽出法
クリーム色~薄橙色
粘性
低い
ノート
トップノート
香り度合い
やや弱め~中くらい
代表成分
d-リモネン、γ-テルピネン、α-ピネン、β-ピネン
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

フローラルさの混じっさような、甘みのあるミカンの香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • イライラ・緊張
  • 気分の落ち込み・不安
  • 情緒不安定だと感じる
  • 寝付きが悪い時に
  • リラックスしたい時
  • 前向きさが欲しい時に

【肉体面】

  • 食欲不振・消化不良
  • 便秘・お腹の張り
  • 神経性の胃痛や下痢に
  • 風邪・インフルエンザ予防
  • 冷え性・むくみ対策
  • 肌コンディションを整えたい時
  • セルライト対策に
  • 妊娠線の予防・ケアに

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マンダリンに期待される効果・効能

心への作用

マンダリン精油の主成分であるリモネンには鎮静作用があると考えられています。このため神経系の興奮や緊張を緩和しリラックスさせることで、精神疲労やストレス軽減効果が期待されています。心配事や不安が頭から離れない時やイライラをはじめ、気持ちを落ち着けることで元気さや自信・喜びを感じられるようになる手助けをしてくれるとも言われています。直接的な働きかけこそありませんが、PMSや生理中・更年期障害など女性特有の精神的不調緩和にも役立ってくれるでしょう。

寝付きが悪い時の安眠サポートにも用いられていますし、マンダリン精油は作用が穏やかなので落ち着きがない・気分の変動が激しい・寝つきの悪いなどのお子様のケアにも役立つと言われています。香りも柔らかさのあるオレンジ・ミカン系で好き嫌いが少ないので、人を選ばずに使いやすい精油と言えます。

体への作用

リモネンは健胃・消化促進・整腸など胃腸機能サポートに役立つと考えられています。そのほかに血行促進作用や唾液分泌を高めることで食欲増進効果も期待できますから、食欲不振・消化不良・便秘・お腹の張りなど幅広い胃腸トラブルの緩和に役立ってくれるでしょう。精神面への働きと合わせて、神経性の胃痛や下痢の緩和にも効果が期待できます。その他に血流を良くすることで高血圧改善、冷えの軽減などにも有効と言われています。

感染症予防にも

マンダリンの精油成分の大半をリモネンが占めていますが、リモネンに次いで含有量が多い成分としてγ-テルピネンがあります。γ-テルピネンはティートリーなどに多く含まれている成分で、抗感染(抗菌・抗ウイルス作用)、抗炎症作用、去痰・発汗作用などがあると考えられています。製造メーカー等により差はありますが、マンダリンのγ-テルピネン含有量は概ね全体の10~20%程度。

リモネンにも抗菌・抗ウィルス作用や免疫力を高める働きが報告されていますし、血行を促すことで体を温める働きも期待されています。このためマンダリン精油をお部屋に拡散すると風邪やインフルエンザの予防、風邪気味の時の悪化防止に役立つと考えられています。効果としてはやや劣ると言われていますが、ティーツリーユーカリ系の香りが苦手な方におすすめです。

その他作用

肌・皮膚への働きかけ

マンダリンの主成分であるリモネンには血行促進作用があるとされていますし、リモネンの次に含有用が多いγ-テルピネンにも血行促進作用や鬱滞除去作用があると考えられています。このためマンダリン精油をキャリアオイルなどで希釈してマッサージなどに使うことで、冷えやむくみの改善にも役立つと考えられています。

加えてマンダリンオイルは皮膚軟化作用や細胞の成長を促進する働きが期待されている精油でもあります。皮膚を滑らかにしたり、小ジワや肌荒れの修復を促してくれるのではないかとも考えられています。血行促進作用と合わせてくすみ対策や肌のアンチエイジング、セルライト対策、妊娠線のケアなどに良いと言われています。

マンダリンの利用について

相性の良い香り

シトラス系の香りと合わせると相乗効果があると言われており、スパイス系・フローラル系の香りも相性が良いです。

【マンダリンのブレンド例】

マンダリン精油の注意点

  • 皮膚を刺激することがあるので高濃度での使用は避け、敏感肌の方は注意して使用してください。
  • 光毒性は無いとする文献・あるとする文献に分かれます。念のため肌につけたあとは日光や紫外線を避けるようにすることをおすすめします。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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