タンジェリン精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

マンダリンよりもストレス軽減に期待

タンジェリン(Tangerine)

タンジェリンとは

濃厚な甘さが話題となったピクシータンジェリンなど、外見的にも風味的にも“ミカン”と近く日本人にも親しみやすいタンジェリン。精油の場合もオレンジスイートマンダリンよりも香りが弱めで、甘みがある爽やかな柑橘系・ミカンっぽい香りがすると称されています。
軽やかで親しみやすい柑橘系の香りであり作用も穏やかなのでアロマが苦手な方や、お子様がいる場合に向いているとされています。ただし妊娠中や乳幼児の利用もできるという見解が多いようですが、書籍・販売社によっては使用NGとしているものもありますので注意した方が良いでしょう。

タンジェリンはマンダリンと同一種とする分類が一般的です。これは柑橘類の発祥とされるインドから世界中に伝播していく中で、交雑や品種改良によって様々な種類が生まれたと考えられているため。この伝播ルートの中でタンジェリンはモロッコ経てアメリカに導入されたものと言われており、タンジェリン(Tangerine)という呼称もモロッコのタンジェ(Tangier)が由来とされています。ちなみにダンジータンジェリンという呼び名も使われていますが、こちらは1870年代にアメリカ南部でG・Lダンシー大佐がタンジェリンの栽培を始めたためだとか。

マンダリンとタンジェリンの違いについて

タンジェリンとと非常に似た精油で「マンダリン」がありますが、マンダリンもタンジェリンも植物分類としては同一品種であるCitrus Reticulata種に属しています。違いとしてはマンダリンは成熟時の果皮の色が黄色~橙色、タンジェリンは果皮が橙の赤みが強いもの、と区分しているそうです。ポンカンや温州みかんはマンダリンに含まれるのだとか。マンダリン系統は2月頃に、タンジェリン系統は11月頃に旬を迎える品種が多いとも言われています。

精油の場合は原料とする品種によっても差があるので確実ではありませんが、一般的にマンダリンはフローラル感の混ざった華やかな香り、タンジェリンはマンダリンよりも柑橘感が高く軽さのあるデリケートな香りと称されています。成分や期待される作用に大きな違いはありませんので、甘めの香りが好きか軽めの香りが好きかで選び分ける方が多いようです。

⇒マンダリンはこちら

基本データ

通称
タンジェリン(Tangerine)
別名
ダンシータンジェリン
学名
Citrus reticulataBlanco var.tangerina
科名/種類
ミカン科ミカン属/常緑低木
主産地
アメリカ、イタリア、ギニア、ブラジル
抽出部位
果実の外皮
抽出方法
圧搾抽出法
オレンジ色
粘性
低い
ノート
トップノート
香り度合い
やや弱い~中くらい
代表成分
d-リモネン、ミルセン、γ-テルピネン、α-ピネン、アルデヒド類
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

温州みかんをイメージする、爽やかさと甘みを持つ香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • イライラ・興奮
  • 不安・気持ちの落ち込み
  • 情緒不安定だと感じる
  • 不眠・寝付気が悪い時に
  • リラックスしたい時に
  • 前向きになりたい時に

【肉体面】

  • 腹痛・消化不調
  • 便秘・食欲不振
  • 神経性の胃痛や下痢に
  • 血行不良・冷え性に
  • 風邪・インフルエンザ予防
  • 妊娠線やセルライトケアに
  • 脂性肌・頭皮トラブルに

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タンジェリンに期待される効果・効能

心への作用

タンジェリン精油は柑橘系によくみられるリモネンという成分の含有率が高く、商品により差がありますが概ね90%以上をリモネンが占めています。リモネンには鎮静作用(リラックス効果)があると考えられており、神経系の興奮を鎮めることで精神疲労やストレス軽減効果が期待されています。鎮静させリラックスさせる働きが高いと考えられることから、不眠や眠りが浅い時のサポートにも優れていると考えられています。香りもクセの少ない爽やかな柑橘系ですから、場所やシュチュエーションを選ばずメンタルサポートとして取り入れやすいのも魅力ですね。

鎮静作用によって中枢神経のバランスを整えることにも繋がると考えられますから、イライラ・不安・気持ちの落ち込みなど精神面での諸不調軽減をサポートしてくれるでしょう。気持ちを落ち着けストレスを緩和することや、スッキリとした香りによるリフレッシュ効果が期待できることから元気や前向きな気持を取り戻したい時のサポートにも適していると考えられます。ストレスが多いと感じる時はもちろんのこと、PMSや生理中・更年期障害など女性特有の精神的不調緩和にも効果が期待できます。

体への作用

タンジェリン精油の主成分であるるリモネンは胃腸の粘膜保護作用や消化吸収促進・腸の蠕動運動促進作用など、胃腸の活動をサポートする働きに優れていると考えられています。リモネン含有が7~8割強程度であるマンダリンよりもタンジェリンの方がリモネン含有量が高いため、胃腸トラブルのケアにはタンジェリンがより適していると考えられています。リモネンには神経・精神面への鎮静作用もあるとされていますから、ストレス性の胃痛・便秘・下痢・食欲不振などのケアにも役立ってくれるでしょう。ただし食欲増進作用があるとも言われていますので、ダイエット中の方や過食傾向の方はバランスを取りながら利用した方が確実です。

マンダリンはリモネン+γ-テルピネンの働きから風邪やインフルエンザ予防などが得意な精油とされています。タンジェリンの場合はリモネン含有量が高い分γ-テルピネン含有量は少なくなっていますが、リモネンにも抗菌・抗ウィルス作用があるとされています。加えて免疫機能正常化や血行を促すことで体を温める働きも期待されていますから、風邪予防にもある程度の効果は期待できると考えられます。

その他作用

皮膚への働きかけ

リモネンには血行促進作用があるとされており、特に末梢血管の血流を良くする働きが高いと考えられています。このためタンジェリンの精油も血行促進・手先や足先の冷え改善のマッサージオイルなどに取り入れられています。むくみやセルライトケアにも効果が期待できるでしょう。加えて皮膚の強壮作用や細胞成長を促進する働きがあるとする説もあり、妊娠線の予防やケアに適した精油ともされています。

肌の血行を良くして強壮することから美肌・アンチエイジングに良い、脂性肌やニキビケアにも良いと言われていますが、リモネン含有量が高いことから皮膚を刺激する可能性もあります。また弱いものの光毒性を持つことも指摘されていますので、日中やスキンケア(顔用)としての利用には注意した方が良いでしょう。

頭皮・髪への働きかけ

リモネンは髪の健康な成長をサポートし、抜け毛を予防する働きが期待されています。日本の大学からもリモネンには髪の成長を阻害し抜け毛を促進する悪玉酵素(5αリダクターゼ)の減少作用が見られたことが報告されており、リモネン配合の育毛剤も販売されています。
また頭皮の血行を良くすることで髪に栄養を行き渡らせる・頭皮に詰まった油や汚れを取り除くなどの働きも期待できますから、フケや髪のベタつき・パサつきなどが気になる方にも適しているでしょう。

タンジェリンの利用について

相性の良い香り

シトラス系の香りと合わせると相乗効果があると言われており、ハーブ系・フローラル系の香りと相性が良いとされています。とは言っても比較的香りの系統を選ばない香りですから、ブレンド用として使いやすい精油と言えるでしょう。

【タンジェリンのブレンド例】

タンジェリン精油の注意点

  • 肌へ使用した後は日光や紫外線を避けましょう。
  • 皮膚を刺激することがあるので高濃度での使用は避け、敏感肌の方は注意して使用してください。
  • 妊娠中の方や小さいお子さんへの使用は控えたほうが無難です。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。
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