サイプレス精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

女性のむくみ・イライラ対策としても…

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サイプレスとは

サイプレスは地中海地域が原産とされるヒノキ科イトスギ属の樹木、日本でお馴染みの檜(ヒノキ)と比較的近い種と言えるでしょう。香りもヒノキの香りと似ており、老若男女問わずに激しく嫌われることは少ない香りです。爽やかでウッディーな香りや脂を抑える・消臭などの働きからサイプレス精油は男性用の化粧品によく配合されている他、香水にも用いられています。

サイプレスは古代文化や宗教において重要視されていた樹木です。サイプレスという呼び名はギリシャ神話に登場する美少年「キュパリッソス」が変身した(喪のシンボルとしてサイプレスの枝を持ったという説もある)ことから少年の名を付けたとも言われています。古代エジプト・ギリシア・ローマなどでの古代宗教でサイプレスは神々や死と関わりがあると考えられ寺院や墓地などに植えられていました。
またキリスト教でもイエス・キリストが処刑された十字架はサイプレスで作られていたという伝説もあります。種子名のsempervirensは「永遠に生きる」という意味で、花言葉は「死・哀悼・絶望」。生死についての哲学が感じられる植物ですね。余談ですが地中海にあるキプロス(Cypros)島の名前も、島民がサイプレスを崇拝していたことから名付けられたと言われています。

チベットでは「浄化の香」と呼ばれるサイプレスですが、古代ギリシアでは健やかな呼吸のためにサイプレスの葉枝を燻した煙を使用し、アラビアでは呼吸器に優しいサイプレスの森に長期療養所を設けていたなどの記録もあります。宗教的な意味合いだけではなく、民間医療の面でも重宝されていたと言えるでしょう。
近年の研究ではサイプレスなどのヒノキ科の精油がシックハウスの原因となるホルムアルデヒドを分解するのに高い作用があると報告されており、シックハウス対策に役立てる研究も進められています。

基本データ

通称
サイプレス(Cypress)
別名
イタリアイトスギ(糸杉)、ホソイトスギ
学名
Cupressus sempervirens
科名/種類
ヒノキ科イトスギ属/常緑針葉樹
主産地
スペイン、フランス、ドイツ、モロッコ
抽出部位
葉、球果
抽出方法
水蒸気蒸留法
ほぼ無色~淡黄色
粘性
低い
ノート
ミドル~ベースノート
香り度合い
中~弱め
代表成分
α-ピネン、δ-3-カレン、テルピノレン、リモネン、酢酸テルピニル、テルピネン4オール、セドロール
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

ヒノキに似た、森林を感じる爽やかな香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • イライラ・怒りっぽい
  • わだかまり・不満
  • 不安・悲しみ・緊張
  • 感情に振り回されがち
  • ストレス性の諸症状
  • リラックスしたい時
  • 不眠・眠りが浅い時
  • 精神面を強化したい

【肉体面】

  • 咳・気管支炎・喘息
  • 筋肉のつり・痙攣
  • むくみ・セルライトケア
  • 更年期障害・PMS軽減
  • 月経不順・月経痛
  • 不正出血・月経過多
  • 肌のたるみや毛穴ケアに
  • 脂性肌・ニキビ対策に
  • 制汗・デオドラント

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サイプレスに期待される効果・効能

心への作用

サイプレスの芳香成分で最も多いαピネンはヒノキの香りに多く含まれる森林浴状態をもたらす成分で、気持ちをゆったりと落ち着けるリラックス効果やリフレッシュ効果があるとされています。そのほかカジネンなどの成分と相乗して精神の安定に相乗効果も期待出来るでしょう。

イライラや怒りっぽさ、不安、悲しみなどは勿論ですが、喜びなどで浮ついたり昂ぶりすぎてしまった時にも冷静さや判断力を取り戻すように導いてくれます。心を安定させることで集中力を取り戻したり、心のつっかえ・わだかまりを解きほぐすとも言われています。サイプレスは精神面のトラブルの大半をカバーしてくれる心強い精油と言えるでしょう。

安眠サポートとしても期待

サイプレスには「セドロール」という成分も含まれています。セドロールは近年ストレス対策や不眠対策として注目されている芳香成分(ただし香りはほとんど無い)で、嗅ぐことによって心拍数・呼吸数・血圧を低下させる働きがあり、脳波のα波の増加も観察されています。このことからセドロールが自律神経系に作用し肉体・精神ともに鎮静・リラックス状態を作り出すと考えられています。実験では寝付くまでの時間の短縮や、睡眠の質の向上効果が見られたとの結果もあるので、寝つきが悪い方や眠りが浅く何度も目が覚めてしまう場合に効果が期待出来ます。

体への作用

抗菌・抗感染作用や鎮咳・鎮痙作用があることから、サイプレスは風邪や気管支炎による咳の改善に有効とされています。百日咳や喘息にも良いとされていますし、足が攣りやすいなど筋肉の痙攣にも役立ちます。止血作用によって鼻血や出血過多のケアにも利用されています。

そのほか循環器系を強壮する作用もあり、体の余分な水分や老廃物のの排出を促すことからむくみの解消やセルライト対策のマッサージオイル用にもよく用いられます。ダイエットのサポート用としても効果が期待できると言われている精油の一つです。

女性の体への働きかけ

サイプレスは女性ホルモンのバランスを整える作用があるとされている精油の1つでもあります。月経不順・月経痛などの月経トラブルから、更年期障害・PMS(月経前症候群)・不正出血などホルモンバランスの乱れから引き起こされる婦人科系トラブルまで幅広い改善が期待出来るとされています。卵巣の機能を正常化させる働きと止血作用などから、月経過多の改善に繋がるという説もあります。

その他作用

肌への働きかけ

癒傷・瘢痕形成がありますので傷跡の治りを早めたり跡を目立ちにくくさせる為に利用できます。毛穴を引き締めて皮脂分泌を調整してくれるので脂性肌やニキビ肌のケアにも有効です。肌を引き締めてくれるのでエイジングケアにも利用できるでしょう。

デオドラント用にも

汗を抑える働きやデオドラント(消臭)に優れた効果があり、特に足の汗を抑えることに高い効果を発揮するためサイプレスの精油は足浴によく用いられます。ヒノキに近く、さほど好き嫌いが分かれるような香りではないのでお年寄りや男性のアロマバスとしても人気です。

サイプレスの利用について

相性の良い香り

柑橘系と非常に相性がよく、ウッディー系やハーブ系ともブレンドしやすいです。

【サイプレスのブレンド例】

サイプレス精油の注意点

  • 妊娠初期の使用は避けましょう。
  • 高濃度で使用すると皮膚を刺激する場合があります。また劣化すると皮膚刺激が高くなりますので少量ずつ購入し早めに使い切るようにしましょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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