マヌカ精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

殺菌効果が注目、ニュージーランドの癒しの木

マヌカ(檉柳梅)

マヌカとは

マヌカはオーストリアやニュジーランドを中心に分布するフトモモ科の常緑低木です。和名はギョリュウバイ(御柳梅)と付けられていますが、姿が似ているために命名されただけで御柳とも梅とも植物分類上は離れた存在です。英語ではティーツリーとも呼ばれていますが、アロマテラピーで一般的に使われている“ティーツリー(Melaleuca alternifolia)”とは別種のため、マヌカと呼ぶか「ニュジーランドティーツリー(New Zealand teatree)」と区別が付くそうに呼ぶことが多いそうです。

原産地であるニュージーランドではマオリ族が古くからマヌカの樹液や葉を薬草茶や外用薬として利用していました。マヌカ(Manuka)という名前もマオリ語では「復活の木」や「癒しの木」を意味する言葉なのだそう。ジェームズ・クック船長が体調を崩した仲間の乗務員に、マオリ族からもらったマヌカの葉を煎じて飲ませたエピソードも知られていますね。近年はマヌカの花から作られる蜂蜜“マヌカハニー”がスーパーフードの1つとして人気を集めています。

マヌカハニーは栄養価の高さも勿論ですが、殺菌力が高い蜂蜜としても胃腸トラブルの予防・改善に対しても効果が期待されています。葉から採油される精油(マヌカオイル)もまた抗菌・抗ウィルス作用に優れた効果が報告されており、今度利用・人気が高まっていくと予想されている精油の1つでも有ります。抗菌・殺菌力が同科であるティーツリーよりも高いという報告もありますし、消毒薬っぽいシャープな香りが苦手な方でも親しみやすい、甘さを含んだ穏やかな香りも好まれています。単体だとややクセがありますがブレンドしやすい香りでもありますので、殺菌を兼ねたルームフレグランスなどにも応用できます。

基本データ

通称
マヌカ(Manuka)
別名
檉柳梅(ギョリュウバイ)、ネズモドキ、New Zealand teatree
学名
Leptospermum scoparium
科名/種類
フトモモ科ギョリュウバイ属/常緑低木
主産地
ニュージーランド
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色
粘性
低め
ノート
トップ~ミドルノート
香り度合い
中くらい
代表成分
レプトスペルモン、カラマネン、リオフィレン、ゲラニオール、ピネンなど
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

ウッディさと甘さの中に土の香を含む、ハーバルで優しい香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレスが気になる
  • 神経疲労・お疲れ感に
  • リラックスしたい
  • 気持ちを落ち着けたい

【肉体面】

  • 喉の痛み・咳
  • 風邪・インフルエンザ予防
  • 花粉症の症状緩和
  • 筋肉痛や関節痛に
  • ニキビ・脂性肌
  • 湿疹・虫刺され
  • 水虫など真菌性皮膚炎
  • アトピーの痒み緩和

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マヌカに期待される効果・効能

心への作用

穏やかな香りで心を落ち着かせ、癒やしを与えてくれるでしょう。リフレッシュにも適しているとする説もありますが、主に鎮静に向いた香りですので、ストレスの緩和や精神疲労の回復などの効果が期待されています。

体への作用

マヌカ精油の中で主成分といえるのが殺菌・抗炎症作用を持つレプトスペルモン(Leptospermone)で、そのほかにトランス-カラメネン・イソプトスペルモン・フラペソンなど様々な成分を含んでいます。ティーツリーと横並びで紹介されることが多いですが、成分構成は全く異なっています。またマヌカの場合は主成分とされるレプトスペルモン含有率も15~25%くらいです。

マヌカ精油の働きとしては抗菌・抗真菌・抗ウィルス・抗炎症・抗アレルギー作用が挙げられます。これらの働きかけから喉の痛み・咳などの呼吸器系の不調や風邪のひきはじめのケアとしてよく利用されてます。風邪やインフルエンザの予防をはじめ、花粉症・喘息対策としても人気が高まっています。

また鎮痛・抗炎症作用があることから筋肉痛や腰痛などの筋肉のこわばり、関節痛の緩和としても利用されています。こちらは芳香浴よりも希釈してマッサージオイルとした方が高い効果が期待できるでしょう。

その他作用

肌への働きかけ

抗菌・殺菌作用や皮脂分泌抑制作用に優れていることから、脂性肌やニキビのケア、頭皮トラブル用として利用されています。抗菌・抗真菌性の高さからマラセチア毛包炎(脂漏性皮膚炎)・水虫・ヘルペスなどの改善にも取り入れられています。またマヌカは“天然の抗ヒスタミン剤”とも言われており、虫刺されアトピー性皮膚炎によるかゆみの改善にも効果が期待されています。皮膚トラブル全般に役立つ精油と言えるでしょう。

マヌカオイルもティーツリーやラベンダーなどと同様に、局所的にであれば原液塗布することが出来る精油とされています。パッチテストで問題がなければニキビ・虫刺され・水虫などに綿棒で直接つける方法を採っている方もいらっしゃるようです。市販されているマヌカオイルは予め希釈されたものが多いのでそのまま利用できますが、原液を購入した場合は炎症を起こす可能性も否めませんので注意して利用するようにしてください。

虫よけ・空気清浄に

抗菌・抗ウィルス作用があることや炎症抑制効果が期待できること、熟れた果物のような甘みのある香りから、マヌカ精油はお部屋の空気浄化用としても人気を集めています。風邪やインフルエンザが心配な冬~花粉症シーズンには特に役立ってくれそうです。

またレプトスペルモンはノミ・ダニ避け効果が期待できる成分です。水で希釈してスプレーにしておくと便利ですし、ペットにスプレーすることも出来るそうです。

マヌカの利用について

相性の良い香り

ハーブ系の香りと相性が良いですが、フローラル系やウッディー系などとも合わせやすい香りです。甘さが気になる場合は柑橘系のオイルとブレンドすると使いやすくなります。

【マヌカのブレンド例】

マヌカ精油の注意点

    基本的な精油の利用法を守っている場合は安全に利用できる精油とされています。ただし妊娠中・授乳中の使用についてはデータが少ないので使用を控えたほうが無難です。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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