オポパナックス/スイートミルラ精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

ミルラと似た香りで、同様の働きが期待

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オポパナックスとは

オポパナックスと呼ばれる精油はミルラ(没薬)の近縁種にあたるカンラン科の樹木の樹脂から採油されています。リナローウッドフランキンセンスとも同科にあたりますね。樹木は主にアフリカに自生していますが、採取された樹脂がヨーロッパに出荷されて精油の抽出が行われています。別名「スイートミルラ」とも呼ばれるように近縁種と言うだけではなく、香りや性質も非常にミルラと似ていると考えられています。スイートと付くのはミルラよりもシャープやさ薬っぽさの少ない、柔らかな甘みを持つ芳香から。

オポパナックスは古くから薬用としてや宗教儀礼に用いられてきたと伝えられており、ミルラと同じく「聖なる薫香」として扱われてきたと考えられています。呼称である“オポパナックス(Opopanax)”の由来も古代ギリシア語で汁(juice)を意味するopos+癒やし(all-healing)を意味するpanaxとされています。ただし古代の文献でスイートミルラと呼ばれているものは同属別種の樹脂であったとも言われており、はっきりしていません。
現在はお酒のフレーバーやオリエンタル系香水の原料・揮発保留剤として利用されています。

ちなみにセリ科植物(学名Opoponax chironium)の根部から採油されるオポポナックスという精油もありますが、こちらは植物が離れていますし成分組成も異なりますので香りが異なり、期待できる作用も異なると考えられます。元々オポパナックスはセリ科植物の精油が利用されていたようですが、現在はカンラン科の精油がメジャーとなっています。しかし日本では流通量の少ないマイナーな精油ですので、偽和・商品名として「スイートミルラ」と銘打っているだけの場合もあることが指摘されているため注意が必要です。信用できる販売社のものを購入するようにしましょう。

基本データ

通称
オポパナックス(Opopanax)
別名
オポポナックス、スイートミルラ、ビサボールミルラ
学名
Commiphora guidottii
Commiphora erythraea
科名/種類
カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)/低木
主産地
ソマリア、ケニア、エチオピア
抽出部位
樹脂
抽出方法
水蒸気蒸留法
薄オレンジ~茶オリーブ色
粘性
中~高め
ノート
ミドルノート
香り度合い
中くらい
代表成分
ビザボレン、サンタレン、オシメン、ベルガモッテン
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・湿布

ミルラよりも甘さと柔らかさがある、バルサムな香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・緊張
  • 不安・恐怖感
  • 落ち込み・抑うつ
  • 気力の衰え・無気力
  • 明るい気持ちになりたい
  • 前向きになりたい

【肉体面】

  • 下痢・腹部膨満
  • 胃痛・消化不良
  • 筋肉痛や関節痛
  • 風邪の予防・緩和に
  • 咳・痰・気管支炎
  • 歯肉炎・口内炎・口臭予防
  • 水虫・湿疹・白癬
  • 痒み・炎症のケアに
  • 肌のアンチエイジング

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オポパナックスに期待される効果・効能

心への作用

鎮静作用と刺激高揚作用があり、ストレスや疲労などによって疲れてしまった心の回復に役立ちます。不安やショックなどによって落ち込んでしまった気持ちを和らげて、明るさや前向きさを取り戻す手助けをしてくれると言われています。無気力状態のときや、頑張りすぎてしまった後に虚脱感がある時にも良いでしょう。

体への作用

胃腸を整える働きや筋肉の強張りをほぐす働きもあることから、食欲不振・胃痛・消化不良・お腹の張り・便秘・下痢など消化器系の不調の緩和に効果が期待出来ます。そのほか希釈してマッサージオイルとして利用すると筋肉痛や関節痛の緩和にも有効とされています。

口内・呼吸器のケアにも

オポパナックスもミルラ同様に殺菌消毒作用によって歯肉炎・口内炎・歯槽膿漏など口腔・歯茎のトラブル緩和に有効であると考えられています。口腔ケアと消化器系のサポートから口臭予防としても役立ちます。去痰、鎮痙作用があるので咳・痰・気管支炎・喘息などの症状緩和にも有効とされており、風邪による喉の不調にも利用出来されています。

その他作用

肌への働きかけ

ミルラ同様に抗菌・抗真菌・消毒作用を持ち、かゆみや炎症を緩和する成分も多く含みます。ニキビや水虫(白癬)などの皮膚感染症のケアにも適していますし、痒みを伴う肌荒れや湿疹のケアにも利用出来ます。
エイジングケアにも有効とされています。

オポパナックスの利用について

相性の良い香り

オリエンタル系の濃厚な香りとの相性が良いでしょう。樹木系・樹脂系の精油ともブレンドしやすいです。

【オポパナックスのブレンド例】

オポパナックス精油の注意点

  • 感作作用・光毒性があります。低濃度に希釈し、肌への使用後は直射日光などの紫外線を避けるようにしてください。
  • 揮発に伴い固化していきます。キャップが固まり開きにくくなりますので、使わない場合でも時折キャップを緩めてあげると良いでしょう。少量ずつ購入するのが安全です。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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