プチグレン精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

就寝前のバスタイム用にもオススメ

プチグレン(Petitgrain)

プチグレンとは

原材料がそのままイメージできる名前のエッセンシャルオイル(精油)が多い中、呼び名と原料植物が繋がりにくい精油の一つであるプチグレン。プチグレンという呼び名は「小さい粒」を意味しており、元々は未完熟の小さなオレンジの果実から抽出された精油のことを指す言葉であったと言われています。しかし時代とともに変化し、現在は柑橘類の樹木の葉・枝から抽出する精油をプチグレンと呼ぶようになっています。

現在、一般的に「プチグレン」と呼ばれている精油は同じビターオレンジの木の葉もしくは小枝を原料としています。ちなみに同じビターオレンジの木に咲く花からはネロリが、果実からはあまり用いられませんがオレンジ・ビターの精油が抽出されています。
抽出部位は異なりますが、プチグレンもややドライでウッディーな香りを基調とした中に葉のグリーン感・ネロリに似た優美さや柑橘系の爽やかさを含んでいます。様々なニュアンスを持つ香りから香水業界での需要が高いですが、お菓子やお酒の香り付けにも用いられることもあるそう。またネロリの代用品として使用されることもあるようですし、作用もネロリと似た部分が多く見られます。

ビターオレンジ以外ではスイートオレンジレモンマンダリンもしくはタンジェリンなどの樹の葉から採油された精油も“プチグレン・レモン”や“プチグレン・マンダリン”などの名称で流通しています。もちろん原料植物によって含有成分や比率は異なり、香り・期待される作用にも差異があるとされています。時折プチグレンとだけ表記されていてもビターオレンジ以外の樹木を原料としているものがありますから、購入時には学名や成分を確認するようにすると良いでしょう。

基本データ

通称
プチグレン(Petitgrain)
別名
プチグレイン、ダイダイ(橙/臭橙/回青橙)、ビターオレンジの葉
学名
Citrus aurantium var. amara
科名/種類
ミカン科ミカン属/常緑低木
主産地
スペイン、フランス、イタリア、モロッコ
抽出部位
葉と小枝
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色~琥珀色
粘性
低い
ノート
トップ ~ミドルノート
香り度合い
中くらい
代表成分
酢酸リナリル、リナロール、リモネン、酢酸ネリル、酢酸ゲラニル、ゲラニオール
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア

ウッディーさの中にネロリに似た爽やかなフローラル感を含む香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • 興奮・イライラ・緊張
  • 不安・気持ちの落ち込み
  • 情緒不安定さの軽減に
  • 気持ちを落ち着かせたい
  • リフレッシュしたい時に
  • リラックスしたい時に
  • 寝付きが悪いと感じる時に

【肉体面】

  • 自律神経の乱れに
  • ストレス性の不調に
  • 胃腸機能のサポートに
  • 血行不良・冷え性
  • 筋肉痛・肩こり・腰痛
  • 免疫力を整えたい
  • 脂性肌・体臭予防として
  • 肌のエイジングケアに

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プチグレンに期待される効果・効能

心への作用

プチグレンの精油は鎮静作用と高揚作用を両方持ち合わせていると言われており、心のバランスを整えるのに優れた効果を発揮する精油の一つに数えられています。加えてウッディーベースのスッキリとした香りはリフレッシュにも有効と考えられており、ネロリなどと同じように自分の気持ちや感情を解放して気持ちを楽にしてくれる働きも期待されています。ストレスが多いと感じている方や、情緒不安定になりやすい方にもおすすめです。

成分的に見ても全体の4~5割程度を酢酸リナリル(リナリルアセテート)が占め、次いでリナロールの含有量が高くなっています。この二つの成分は共に優れた鎮静作用を持つと考えられていますし、抗うつ・抗不安作用なども期待されていますので精神面のサポートに適した精油と言えるでしょう。ストレスによる神経性の疲労をはじめイライラ・緊張など神経系の興奮を抑えてリラックス状態をサポートする働きも期待できますし、不安に苛まれた時や気持ちが落ち込んでいる時のサポートとしても役立ってくれそうです。

安眠のサポートとしても

プチグレン精油の主成分である酢酸リナリルは交感神経系の興奮を鎮める働きや、セトロニン分泌を高めることで睡眠に関わるメラトニン分泌・体内時計を整える働きなどが期待されており、不眠の改善にも効果が期待されています。含有率こそ違いますが、ラベンダーが安眠サポートに良いと言われているのも酢酸リナリルによる働きが大きいと考えられています。自律神経のバランスや体内時計を整える働きが期待できますから、生活リズムが乱れがちな方にも適しているでしょう。

体への作用

プチグレン精油は酢酸リナリルやリナロールなどの成分を含むことから、交感神経の興奮を鎮めて副交感神経の働きを高めることで呼吸や心拍ゆっくりにして体もリラックスモードに入りやすくする働きがあると考えられています。このメンタルサポートや自律神経調整作用から、ストレスや自律神経の乱れに起因する胃炎・下痢・便秘・頭痛・動悸ほか様々な不調の軽減効果が期待されています。消化促進・健胃作用などがあり消化器系のサポートにも有効とされていますので、特に胃腸の不調がある方に適しているでしょう。

また心と身体の強張りを解してくれる精油として、筋肉の強張りを軽減し血液やリンパ液の循環をサポートするという説もあります。この働きから筋肉痛や肩こりなどの軽減や、冷え性・むくみケアなどにも取り入れられています。そのほか免疫賦活作用(免疫を強化する働き)を持つとも言われていますので、自律神経のバランスを整える働きと合わせて風邪予防や病後の回復促進、アレルギー性の咳・喘息・鼻炎がある時などにも利用されているそうです。ちょっと変わったところでは“しゃっくり”に効くという説もありますよ。

その他作用

皮膚への働きかけ

プチグレンの精油は皮脂バランス調整作用と抗菌作用が高いとされており、脂性肌やニキビ対策によく用いられています。頭皮の油分バランスを整えることにも繋がるため、頭皮の脂っぽさ・脂性髪・フケなどが気になる方にも適しているでしょう。そのほか皮膚の強壮や皮膚組織の再生を活性化する働きも期待されており、ニキビや傷跡などの治癒促進用・シミやシワなどが気になる年齢肌のケアにも取り入れられています。

プチグレンの精油はデオドラント作用・殺菌消毒作用もありますので体をさっぱりとした状態に保ってくれる精油と言えるでしょう。コストパフォーマンスも良いのでアロマバスにしたり、ローションに加えたりとデイリーに使いやすい存在でもあります。肌のジットリ感やニオイの気になる時期にもおすすめです。

プチグレンの利用について

相性の良い香り

オリエンタル系・フローラル系との相性が良いと言われていますが、プチグレン自体に幅広い香りの要素が含まれていますので幅広い香りに合わせることができますし、アクセントとしての使用にも向いています。柑橘系のオイルと合わせると、香りに深みが出るとも言われています。

【プチグレンのブレンド例】

プチグレン精油の注意点

  • 妊娠初期の使用は控えましょう。
  • 車の運転時など集中力が必要なシーンでの使用は避けた方が良いでしょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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