クローブバッドのアロマ(精油):効果効能紹介

冷えから起こる不調緩和、ハウスキーピングにも

クローブ・バッド(Clove Bud)

  1. クローブとは
    1. 基本データ
  2. クローブの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. クローブの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

クローブとは

クローブはインドネシアを原産とするフトモモ科の常緑樹(チョウジノキ)の開花前の花蕾を乾燥させたスパイスの名前です。
クローブは歴史の古いハーブで、原産地の近くであるインドや中国では紀元前から殺菌・消毒剤として用いられていました。インドでは消化促進や媚薬として、中国ではクローブの蕾を噛んむことで歯痛緩和にと伝統医学・民間療法でも親しまれていました。日本にも奈良時代くらいには伝わっており、正倉院の宝物の中にも「丁子」があります。またクローブの精油である丁子油は日本刀のサビ止めにも使われていたようです。

クローブの木がまだ見えないくらい遠方にあっても強い芳香から存在がわかると言われ「百里香」とも呼ばれていたクローブ。中世のヨーロッパでは伝染病の原因は悪臭にあると考えられていたこともあり、ペスト予防のためのポマンダーに利用されていたこともよく知られています。クローブもコショウと同様に金と同等に扱われるほど高価なものだった時期もあるのだとか。

クローブの花は開花してしまうと香りが落ちるため、クローブバットと呼ばれる釘のような形をした蕾から採油します。この蕾の形を表すラテン語の「釘」という言葉がクローブという名前の語源になっています。東洋の呼び方である丁香や丁子に使われている「丁」という漢字も釘と同じ意味の漢字ですから、東洋でも西洋でも釘に見えたのでしょう。
クローブリーフと呼ばれるクローブの葉から抽出した精油もありますが、主に歯科用の薬剤や香料として用いられており、一般的には利用されません。一般的に「クローブ」と言う場合はクローブバッドのことを指します。

基本データ

通称
クローブ・バッド(Clove Bud)
別名
丁子(チョウジ)、丁香(チョウコウ)、百里香(ヒャクリコウ)
学名
Eugenia caryophyllata
Syzygium aromaticum
原料植物
クローブ
蕾から採油したものがクローブバッド、葉から採油したものはクローブリーフになり、香りも効能も異なります。
科名/種類
フトモモ科/常緑高木
主産地
インドネシア、マダガスカル、スリランカ
抽出部位
花(蕾)
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡い黄色
粘性
中くらい
ノート
ベースノート
香り度合い
強い
おすすめ
芳香浴、入浴、ハウスキーピング

甘さと苦さを感じる、スパイシーで染み入るような香り

クローブの主な効果・効能

心への作用

刺激作用と強い高揚作用があり、落ち込んでいるときや萎えてしまった気分を明るく高揚させ、心に活力を蘇らせたり前向きさを取り戻す手助けをしてくれる精油です。抑うつや無気力状態の時に適しています。
またクローブのスパイシーな香りには集中力や記憶力を高める作用もあるとされています。仕事や勉強などをするときに香らせると、やる気と集中力アップが期待出来ます。

【催淫作用について】

クローブの香りは「歯医者さん」「消毒薬」と称されることもある一方、「オリエンタルなセクシーさ・魅力的」と言われるケースもあります。香りの称し方は好みで異なりますが、クローブは催淫効果があると言われている精油ですのでセクシーさも持ち合わせていると言えるでしょう。性的機能の強壮効果もありますが、精神面での高揚作用によるところもありますので、性行為に不安や苦手意識がある方や、日々のストレスや疲労でそんな気になれない…という場合にも良いでしょう。

体への作用

クローブは加温作用があり、体を温めてくれる精油です。胃腸の強壮作用や消化促進作用などもありますので消化器系の不調、特に冷えが原因で起こるものには高い効果が期待できます。吐き気や痙攣を抑える働きもありますし、胃腸の不調から起こる口臭対策にも有効です。

鎮痛効果にも優れており、中でも頭痛や歯痛など局所的な痛みに有効とされています。また体を温める作用と合わせて冷えで痛みの悪化する関節炎やリウマチにも効果的ですし、鎮痙・子宮の強壮作用もありますので生理痛などの緩和効果も期待出来ます。血圧上昇作用もあるので冷え性・低血圧による慢性疲労感や体のだるさを感じる方にもお勧めです。

【感染症予防・対策に】

クローブ・バッドの主成分であるオイゲノールには抗菌・抗ウイルス作用や免疫賦活作用があります。体を温める作用と相乗して風邪やインフルエンザの予防にも役立ってくれます。
軽度の感染症(膀胱炎やバクテリア性大腸炎など)にも有効とされています。歯肉炎がある場合に希釈したものを直接塗布して用いられることもあるようです。

その他作用

【肌への効果】

優れた抗菌・抗真菌・消毒作用に加え瘢痕形成・癒傷作用があります。ニキビを始め、水虫など真菌性の皮膚炎症、あざ、ただれ、火傷、傷などのケアに有効とされています。しかし皮膚刺激が強く、逆に炎症を起こしてしまう可能性があるため肌への使用はお勧めできません。使う場合はボディ用でも0.5%以下、顔用の場合は更にその半分程度に希釈したものから始めてください。

【防カビ・防虫効果】

クローブ・バッドの主成分であるオイゲノールは抗菌作用だけではなく、抗カビ特性というカビの繁殖を抑える働きにも優れています。また優れた昆虫忌避効果も持ち合わせていますので虫や湿度が気になる梅雨時期~夏にお部屋に香らせておくと、衣服などを虫やカビ臭さから守ってくれるでしょう。

オイゲノールは特にゴキブリが嫌う香りとしても知られていますのでクローゼットや押入れなどにクローブを染み込ませたコットンを入れておくのもお勧めです。

Sponsored Link

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 落ち込み・抑うつ
  • 無気力・無感動
  • 不安・心配
  • やる気が欲しい時
  • 集中力をアップしたい時
  • 不感症・インポテンツ

【肉体面】

  • 消化不良・下痢
  • 食欲不振・吐き気
  • 便秘・お腹のハリ
  • 冷え性・低血圧
  • 歯痛・歯肉炎・口臭
  • 関節炎・リウマチ
  • 感染症の予防に
  • ニキビ・吹き出物
  • 創傷・ただれ
  • 水虫・真菌性皮膚炎
  • 虫除け・防カビ

クローブの利用について

相性の良い香り

柑橘系・スパイス系全般と相性が良いです。また、苦めの香りが好きな方や男性にはウッディー・バルサム系とのブレンドもお勧めです。

【クローブのブレンド例】

クローブの注意点

  • 妊娠中・授乳中の方は使用を避けましょう。
  • 高濃度で使用した場合は皮膚刺激がありますので、低用量で利用し、敏感肌の方は特に注意して利用してください。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

こちらもオススメ