だるさ解消情報集~D長屋~

不定愁訴? 自律神経? なかなか分かってもらえない辛い「だるさ」「重さ」を解消するための体質改善情報

カモミール・ジャーマン精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

カマズレンを含み、スキンケア・肌炎症ケア用として支持されている精油

カモミール・ジャーマン(German chamomile)

  1. ジャーマンカモミールとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. ジャーマンカモミールの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. ジャーマンカモミールの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ジャーマンカモミールとは

ハーブとしてラベンダーとともに重用されているカモミール。カモミールは花の香りがリンゴの果実に似ていることから“大地のりんご”を意味するギリシア語「カマイ(地を這う)」+「メーロン(リンゴ)」の造語です。ちなみに属名のMatricariaはラテン語のmatrix=「子宮」「母体」を意味する言葉に由来しており、女性特有の不調に効果を発揮するハーブと考えられていた名残という説もあります。カモミールのハーブ(薬草)としての歴史は非常に古く、古代エジプトでは太陽神へ捧げる聖なる植物・神経系の病を治す秘薬と考えられていさそう。ヨーロッパやアラビアなどでも古代から利用されており、ヨーロッパで最も歴史のある民間薬とも言われています。

ハーブや精油原料として主に用いられている“カモミール”にはカモミール・ローマンとカモミール・ジャーマンの2種類があります。古くヨーロッパではどちらも同じように使われてきたそうですが、現在はその性質の違いなどから区分されています。植物としての違いはジャーマンはやや小ぶりで一年草、ローマンはジャーマンよりも大ぶりで多年草というのが代表的です。
精油の場合は「心にはローマン、身体にはジャーマン」と紹介されるゆように、ローマンカモミールは精神面への働きかけに、ジャーマンカモミールは皮膚炎症への改善作用に高い効果が期待されています。カモミールの香りというと「青りんごのような香り」と称されますが、ジャーマンカモミールには独特のエグミがあります。ローマンカモミールのほうが“青りんご”には近く、香料源としてはローマンカモミールの方が需要が高い傾向にあります。
⇒カモミールローマンはこちら

カモミール・ジャーマンは芳香浴よりもハーブティーとしての利用の方がメジャーで、ローマンよりも苦味やクセが少なくフルーティーで飲みやすいとされています。逆にハーブティーとしては苦味を持つローマンカモミールはほとんど用いられず、カモミールティー=ジャーマンカモミールと言われるほど。イギリスの童話『ピーターラビット』でピーターが興奮疲れしたりお腹を壊した時にお母さんが淹れてくれるのも、カモミール・ジャーマンでつくったお茶と言われています。

またアロマとして香りを楽しむというには好き嫌いが激しいカモミールジャーマンですが、最大の特徴として“カマズレン”という成分を含んでいることが挙げられます。精油が「カモミール・ブルー」や「アズレンブルー」と呼ばれるインクのような濃い青色をしているのも、このカマズレンによるもの。カマズレンは花にあるマトリシンが蒸留中に変化して形成される成分で、皮膚トラブルやアレルギー症状への高い効果が期待されています。このためカモミールジャーマンはスキンケア系化粧品原料もしくは手作りコスメ用として主に用いられています。価格もローマンよりは高い傾向にありますが、安定した人気を持つ精油です。

基本データ

通称
ジャーマンカモミール(German Chamomile)
別名
ジャーマンカモマイル・ジャーマン、カミツレ(加密列)
学名
Matricaria chamomilla
Matricaria recutita
科名/種類
キク科シカギク属/一年草
主産地
ドイツ、フランス、エジプト、ハンガリー、モロッコ
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
濃い青色(アズレンブルー)
粘性
中くらい
ノート
ミドルノート
香り度合い
中くらい
代表成分
ビサボロール誘導体(ビサボロールオキサイド類)、β-ファルネセン、カマズレン、ゲルマクレンD
おすすめ
スキンケア・ヘアケア・アロマバス・芳香浴・マッサージ

フルーティーさと苦みのある薬草が混じったような、複雑な香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 怒り・イライラ
  • ストレス・精神疲労
  • 不満・情緒不安定
  • 不安・自己嫌悪
  • リラックス用に
  • 安眠サポートに

【肉体面】

  • 月経不順・生理痛
  • 更年期障害・PMS
  • 消化器系の不調に
  • 風邪予防に
  • 皮膚のかゆみの軽減に
  • 花粉症・アトピー性皮膚炎
  • ニキビ・湿疹など皮膚炎症
  • 肌荒れ・傷の回復サポート

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ジャーマンカモミールに期待される効果・効能

心への作用

カモミール・ジャーマンの香りには心を落ち着かせる働きがあると考えられており、特にイライラや怒りなど感情的になっている時に適した精油とされています。心に蓄積したストレスや不安からの開放をサポートすることで精神状態を整えリラックスへと導いてくれる精油とも言われており、何らかの不安や不満がある時・自己嫌悪を感じている時にも良いようです。

ローマン同様に睡眠のサポートにも適した精油とされていますが、独特のクセがあることから苦手とする方も多い香りです。リラックス効果や睡眠のサポートを期待して得意ではない香りを無理に香らせた場合、逆にストレスになってしまう可能性もあります。複雑で芳醇なこの香りが好きな方はリラックスタイムに取り入れてみて頂きたいですが、苦手な方の場合はカモミールローマンほか別の精油を取り入れるようにしてください。

体への作用

カモミール・ジャーマンもローマン同様に鎮痛・通経作用があるとされ、月経周期の安定・生理痛の緩和などに役立つと考えられています。メンタル面へのサポートと合わせて更年期障害・生理前・生理中のイライラなど精神的不調の軽減にも効果が期待できるでしょう。

そのほか消化促進作用や粘膜を保護して胃壁を修復する働きが期待されており、胃痛や腹痛・消化不良による下痢など消化器関係のトラブルにも用いられています。またカモミールジャーマン特有の作用として白血球の生産を促進して免疫力を高めるとする説があり、風邪などの感染症予防にも良いとも言われています。

その他作用

肌への働きかけ

カモミール・ジャーマンのインクのような青色の元である「カマズレン」は抗アレルギー・抗ヒスタミン・抗炎症・鎮掻痒・皮膚組織再生促進作用などが報告されています。また精油成分の中で含有比率が最も高い「ビサボロールオキサイドA」という成分にも抗炎症作用があるとされています。このためカモミール・ジャーマンは炎症や痒みを抑えることに優れた精油とされており、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーへの効果が注目されています。かゆみケアとしてはお湯に精油を1~2滴混ぜ、湿布として幹部に貼り付ける方法もとられています。この布を当てる方法であれば、花粉症などによる目のかゆみにも使えます(※目に入らないように注意して下さい)。

加えて皮膚組織の再生を促す働きも期待できることから、ニキビ・傷・皮膚が膿んでしまった際などの治癒促進用としても取り入れられています。肌荒れの改善にも役立ってくれるでしょう。ただし人によっては炎症を起こす可能性もありますので、必ずパッチテストを行うようにしましょう。特にアレルギーやアトピー性皮膚炎が重い方はごく少量を希釈して使うようにしましょう。小さいお子様用のスキンケアに用いる場合は、作用が穏やかなカモミールローマンの方が良いという見解もあります。

ジャーマンカモミールの利用について

相性の良い香り

柑橘系・フローラル系との相性が良いとされていますが、オリエンタル系やハーブ系ともブレンドしやすい印象です。独特の香りが苦手な方の場合はカモミール・ジャーマンを少量加える程度にしたり、同系列であるカモミール・ローマンと組み合わせると印象が薄れます。

【ジャーマンカモミールのブレンド例】

ジャーマンカモミールの注意点

  • 妊娠初期の使用は避けましょう。
  • キク科植物(ブタクサなど)のアレルギーがある人は注意が必要です。
  • 精油の色が着色してシミになります。衣服などにつかないよう注意して利用してください。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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