だるさ解消情報集~D長屋~

不定愁訴? 自律神経? なかなか分かってもらえない辛い「だるさ」「重さ」を解消するための体質改善情報

スターアニス(八角)精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

使用量には注意が必要だが、甘い香りで女性領域の効果が期待

スターアニス(star-anise)

  1. スターアニスとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. スターアニスの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. スターアニスの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

スターアニスとは

スターアニスは和名を唐樒(トウシキミ)と言いますが、中華料理でよく用いられる“八角(ハッカク)”としてよく知られている存在。香辛料として用いられるのも、精油原料として用いられるのも8つの角を持つ果実とその中に含まれている種子部分です。この形状が星型に見えること・アニスに似た香りを持つことからスターアニスという英名が付いたと言われています。スターアニスや八角という名前ではピンと来ない方でも、この独特のビジュアルは見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

植物としてはモクレン科シキミ属に分類され、日本の特にお寺などで見かける樒(Illicium anisatum)の近縁種に当たります。この樒を英名ではジャパニーズスターアニス(Japanese star anise)と呼ぶことから、原産地が中国である八角/トウシキミの方を“チャイニーズスターアニス(Chinese star anise)”と表記して区別することもあります。余談ですがジャパニーズスターアニス=樒の方は有毒ため摂取しないようにしましょう。またスターアニスに含まれているるシキミ酸はインフルエンザ治療薬“タミフル”の合成原料の1つであったためインフルエンザに良いという風聞が流れた時期がありますが、食べても香りを嗅いでも直接的な作用はありません。

八角もしくはスターアニスは香辛料として日本ではあまり馴染みのない存在ですが、中国では代表的なミックススパイス「五香粉」にも含まれていますし、これを入れるだけで中華風になると言われるほどよく使われています。また「大茴香(八角茴香)」として漢方の生薬にも用いられています。中国以外ではインド、特に南インド料理でも欠かせないスパイスと言われていますし、ヨーロッパでもリキュールの香り付けやフェンネル・アニスの代替品として用いられています。

スターアニス精油は八角の香りと非常に近く、漢方シロップのような独特の甘くスパイシーな印象。香りはかなり強いですし独特なため好き嫌いは別れますが、オリエンタルで甘めの印象を作りたい時などに役立ちます。精油(エッセンシャルオイル)の中でも刺激が強いためアロマテラピーで用いられることは少なく、置いていないショップや使用を避けたほうが良いとしている書籍もあります。ただし漢方(生薬)における効能の大半は香り成分に由来すると考えられるため、少量を短時間香らせる程度であれば有用であるという意見も多いようです。日本で精油は医薬品ではなく雑貨品であるため普通に購入できますし、個人の判断で好きに使うことが出来ますが、高濃度・長時間利用を避けるなど注意しつつ利用するようにして下さい。

基本データ

通称
スターアニス(Star Anise)
別名
大茴香油(ダイウイキョウ油)、八角茴香(ハッカクウイキョウ)、唐樒(トウシキミ)、チャイニーズスターアニス
学名
Illicium verum
科名/種類
マツブサ科シキミ属/常緑高木
主産地
中国、ベトナム、インドシナ半島、イタリア
抽出部位
果実(※生・乾燥の両方有)
抽出方法
水蒸気蒸留法
ほぼ無色~クリーム色
ノート
トップ~ミドルノート
香り度合い
強い
代表成分
trans-アネトール、エストラゴール、リモネン、リナロール
おすすめ
芳香浴

アニスに似た甘さとスパイシーさがある、鋭くも温かみのある香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • やる気が起きない
  • 抑鬱・気分の落ち込み
  • 前向きになりたい

【肉体面】

  • 食欲不振・胃もたれ
  • 消化不良・下痢・吐き気
  • 便秘・お腹の張り・腹痛
  • 冷え性・むくみ
  • 生理痛・月経不順
  • PMS・更年期障害

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スターアニスに期待される効果・効能

心への作用

スターアニスの甘くスパイシーな香りは心を刺激し、活力や元気を取り戻す手助けをしてくれると考えられています。比率としては少ないですが鎮静作用を持つとされるリモネンやリナロールも含まれていますので、ストレスの緩和にも効果が期待されています。温かみのある香りですし、鎮静・刺激両方の作用があるとされていますから精神的な疲労感や無気力感がある時に香らせてみると良いかもしれません。

体への作用

スターアニス精油の主成分はトランス-アネトールというフェノール類で、甘い香りの元とも言われています。アネトールは消化を促すとされていますし、リモネンにも消化機能促進作用があるとされていることから、スターアニスの香りは胃腸機能全体を高める働きが期待されています。漢方で胃腸の不調を整える効能があるとされたり、中華料理で消化不良や胃もたれの予防に取り入れられているのもこの香りの働きが大きいと考えられます。

消化を促すことで鼓腸(腸のガスが溜まりお腹が張った状態)の軽減、腸の蠕動運動を促進して便秘の改善にも効果が期待できるでしょう。加えてアネトールは筋肉の痙攣を抑制して急な腹痛(疝痛)の軽減に良いと言われていますし、リモネンによる血行促進作用も期待できることから冷えによる腹痛や下痢の緩和にも有効とされています。冷え性や風邪気味の時に良いとする説もあります。そのほかスターアニスは鬱滞除去作用や利用作用が期待できるとする説もあり、むくみケアや膀胱炎などの予防にも取り入れられています。

女性特有の不調に

トランス-アネトールは女性ホルモンのエストロゲンと似た働き(エストロゲン様作用)が報告されている成分でもあります。そのためスターアニスは女性ホルモンのバランス整え、月経痛や月経不順・月経前症候群(PMS)・更年期障害など女性特有の症状の緩和に繋がると考えられています。胃腸の調子を整えたり、血液循環を促すことで体を温める働きなどもあるとされていますので、PMSや更年期障害に付随する諸症状軽減にも効果が期待できるでしょう。

ただしスターアニスは強力な精油とされており、多量・長時間の使用は神経系を刺激しすぎたり循環を鈍らせる可能性があるとも言われています。同じく女性領域で用いられる事が多いフェンネルやアニスなどもアネトールを含んでいますから、この中では作用が穏やかとされるフェンネル・スイート(フェンネルシード)を用いるようにした方が無難と言えるでしょう。

その他作用

肌への使用について

スターアニスの精油の精油の肌への効果はわかっておらず、刺激が強いため肌へ用いられることはほとんどありません。

スターアニスの利用について

相性の良い香り

スパイス系・樹木系との相性が良いとされています。甘い香りが好きな方であればバニラ・フェンネル・ローズなどと組み合わせるのも良いでしょう。どの精油とブレンドする場合でも、香りが強いのでごく少量を加えるようにして下さい。

【スターアニスのブレンド例】

スターアニスの注意点

  • 妊娠中の方は使用できません。
  • 授乳中の方、ホルモン依存型眼疾患や乳腺症がある方も利用をを避けましょう。
  • 大量・長時間の使用は極度の鎮静作用を起こし危険です。
    スターアニスは強力な精油とされ、一般的には使用されにくい精油です。使用する場合は少量ずつ使うようにしてください。ブレンド用にアクセントとして利用する程度が良いでしょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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