だるさ解消情報集~D長屋~

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ネロリ/オレンジブロッサムのアロマ(精油):効果効能紹介

天然の精神安定剤でストレスケア、スキンケアにも

ネロリ(neroli)

  1. ネロリとは
    1. 基本データ
  2. ネロリの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. ネロリの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ネロリとは

ネロリはビターオレンジの花から抽出される精油です。オレンジの花自体は純潔を象徴するとされ、伝統的に花嫁のブーケや髪飾りに用いられていました。中国でも古くから入浴時の芳香剤として利用されており、12世紀には水蒸気蒸留法で精油の抽出も行われていたと考えられています。

ビターオレンジの花がネロリと呼ばれるようになったのは17世紀。イタリアのネロラ公国のアンナ・マリア妃(ネーロラの公妃)がビターオレンジの花の精油の香りを好み愛用したことがネロリの由来だと言われています。オレンジの花の香りでマスキングした「ネロリの手袋」が有名ですが、香水やアロマバスにも使用していたようです。

開花したばかりの花しか抽出に利用できず、花一つ一つを手で採取するためコストがかかり、1トンの花から摂れる精油は1kgと採油率が低いためジャスミンやローズとともに非常に高価な精油としても知られています。
うっとりするような優雅さと柑橘系の爽やかさが調和した上品な香りと優れた特性から、ネロリは高級化粧品やオーディコロンの原料としても重宝されています。

スイートオレンジから取れるポルトガルネロリや、レモン、マンダリンの花から採油されたものも「ネロリ」と呼ぶことがあります。ビターオレンジから採れたことを強調するためにビターオレンジを意味するフランス語Bigaradeをつけ「ネロリ・ビガラード」と呼ぶ場合もあります。
ビターオレンジが原料ではないネロリは香り・特性共に明らかに劣りますから購入時は注意しましょう。

基本データ

通称
ネロリ(Neroli)
学名
Citrus aurantium
別名
オレンジブロッサム・オレンジ花
原料植物
ビターオレンジ
抽出部位によってオレンジ・ビター(果実)、ネロリ(花)、プチグレン(葉・枝)の三種類の精油が採れます。
科名/種類
ミカン科/低木
主産地
フランス、イタリア、チュニジア、モロッコ、エジプト
抽出部位

樹齢20年以上の樹に咲く花から抽出した精油が上質とされます。
抽出方法
水蒸気蒸留法
アンフルラージュ(冷浸法)で抽出されるものは「オレンジ・フラワー・アブソリュート」と呼ぶのが一般的です。
淡いクリーム色~褐色
粘性
低~中くらい
ノート
ミドルノート
香り度合い
中~強め
おすすめ
芳香浴、、入浴、スキンケア、マッサージ

爽やかさと優美さを兼ね備えたうっとりする香り

ネロリの主な効果・効能

心への作用

ネロリは「天然の精神安定剤」と言われるほど感情・精神に関する様々な症状への効果に優れた精油とされています。ネロリにはリナロール、α-テルピネオール、酢酸リナリルなどココロに効く成分が複数入っており、それらの相乗効果によって強い精神安定作用を発揮するのです。

鎮静作用に優れ、生活や仕事・人間関係などで慢性的に抱え込んでいるストレスや不安を軽減させ、ショックを受ける出来事があって深く傷ついた時や、プレッシャーや緊張で押しつぶされそうな時に心を落ち着けて精神を安定させてくれます。
陶酔感のある優美なネロリの香りはセロトニンの分泌を促すとも言われ、ネガティブな感情を解きほぐして幸福感や平和な感情へと導いてくれます。心地よいリラックス作用や神経強壮作用もありますので、ストレスや不安などに負けない強いメンタル状態を保つのにも助けになってくれるでしょう。

ネロリに含まれる酢酸リナリルという成分には交感神経系の興奮を鎮める作用があり、不眠症や神経痛の改善にも効果を発揮します。抑うつによる睡眠障害には特に効果的とされており、生あくびの抑制も期待できます。
交感神経の鎮静に加え、エストロゲン様作用のあるネロリドールも含まれていますので、生理前や更年期の気分の落ち込みや不安、イライラ、涙もろさなどの諸症状改善にも効果があります。

ネロリは女性にオススメの精油ですが、真正ラベンダーやカモミール・ローマンと並んで「子どもに使える安全性の高い精油」とされています。お子様の睡眠障害や、学校・勉強などのストレスや不安定さの緩和にも利用できます。

体への作用

ネロリの体への作用は主に、不安や心配を無くして精神状態を安定させる、交感神経系を鎮静させ自律神経のバランスを整えることから派生します。ストレスなど精神的な問題から起きていた体の不調(吐き気・発汗・動悸・息切れ・頭痛・目眩・胃痛・便秘・下痢など)改善に優れた効果を発揮してくれるでしょう。

心での作用でも触れたネロリドールの作用によって、月経前症候群(PMS)や更年期障害などで起こる症状の緩和にも役立ちます。また血液を綺麗にして血液循環を改善させる作用もありますから、リラックス作用と合わせ、血液循環の悪さから起こる頭痛や肩こり、冷え性、体の強張りなどの改善も期待出来ます。

その他作用

【肌への効果】

ネロリには皮膚の新陳代謝を促進しターンオーバーを促す作用と、穏やかな収れん作用があります。シミ・ソバカス・ニキビ跡などの色素沈着の予防・改善や、シワやたるみが気になる際のエイジングケアとして利用できます。くすみの解消にも効果的です。
また皮膚を柔らかくさせて弾力を与える作用もありますので、傷跡のケアや妊娠線の予防・解消マッサージにも用います。

肌への刺激が少ないので敏感肌や乾燥肌の方にもオススメですし、柑橘系の植物から抽出されますがネロリには光毒性がないのでスキンケア・スキントリートメントに安心して利用することができます。

【催淫作用について】

ネロリも催淫作用がある精油と言われていますが、イランイランやジャスミンなどのように男女生殖器の強壮作用成分はほとんどありません。ネロリの場合、催淫作用と言われるのは不安やストレスを鎮める作用が強いので、精神面から起こる性的障害の解消に効果的であることが大部分を占めています。
モテる香り(異性が惹かれる香り)だとは思わない方が良いかもしれません。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 憂鬱感・抑うつ状態
  • 不安・恐怖感
  • ストレスを和らげたい
  • リラックスしたい
  • 自分を取り戻したい
  • 緊張・プレッシャーに
  • イライラ・興奮
  • ショック・ヒステリー状態
  • 不眠・あくびが出る

【肉体面】

  • 動悸・頻脈
  • 胃腸関係のトラブル
  • 神経痛・頭痛
  • PMS・更年期の諸症状
  • シミ・ソバカスが気になる
  • 若々しい肌を保ちたい
  • 顔・肌のくすみが気になる
  • 妊娠線のケアに

ネロリの利用について

相性の良い香り

ほとんどの香りと問題なく合わせることが出来ますが、特にフローラル系・柑橘系の香りと相性が良いとされています。

【ネロリのブレンド例】

ネロリの注意点

  • 車の運転時など集中力が必要な場面での使用は避けましょう。
  • アルコールを飲んでいる時の使用は控えてください。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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