カンファー/楠のアロマ(精油):効果効能紹介

ストレス・血行不良による不調を幅広くケア

カンファー(クスノキ)

  1. カンファーとは
    1. 基本データ
  2. カンファーの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. カンファーの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

カンファーとは

カンファーは「楠(クスノキ)」として知られている、私たちに日本人にも馴染み深い樹木です。クスノキ科の植物の仲間としてはアボカドやシナモン等が知られていますが、香りは全く異なります。原産は台湾、中国、ベトナムなどアジアの温暖な地域で、日本にも古い時代に渡来し帰化植物として根付いていますクスノキという名前は木全体が芳香を放っていることから「臭し(くすし)」が語源とする説、「薬の木」がクスノキになったとする説などがあります。

カンファー(樟脳)は現在のような化学合成がない時代において、古くから医薬品として用いられてきたものです。強心剤として利用されていたこともあるため、現在は樟脳が用いられていないものの「カンフル剤」という言葉は残っていますね。
カンファーと聞くと衣服などの防虫剤として利用されていた樟脳(カンフル・カンファー)の香りを思い出す方もいるかもしれませんが、一般的に「樟脳臭い」と嫌われるキツイ香りは樟脳ではなくナフタリンの場合が多くあります。天然樟脳やホワイトカンファーの精油はそこまでキツイ香りではないですし、トップノートですからしつこく衣服に染み付くということもありません。

アロマテラピーで「カンファー」と呼ぶ場合は一般的に「ホワイト・カンファー」と呼ばれるものを指します。蒸留する際の温度によってブラウンカンファー、イエローカンファー、ブルーカンファーなどのオイルも抽出されますが、ホワイトカンファー以外のオイルは毒性のあるサフロールという物質が含ませているため使用しません。

基本データ

通称
カンファー・ホワイト(Camphor Whitet)
別名
樟脳、楠(クスノキ)、カンフル、camphor laurel
学名
Cinnamomum camphora (Sieb.ssp.formosanum)
原料植物
クスノキ
カンファーオイルは通常、樹齢50年以上の成熟した木から採油されます。日本や中国では古くから仏像・仏教建設の材料としても利用されてきました。
科名/種類
クスノキ科/常緑高木
主産地
日本、台湾、中国、インドネシア、マダガスカル
抽出部位
木部、枝、根部
抽出方法
水蒸気蒸留法
無色~淡黄色
粘性
ノート
トップノート
香り度合い
強い
おすすめ
芳香浴、入浴、スキンケア、ヘアケア、トリートメント

染み入るようなシャープさ・爽快感がある、薬のような香り

カンファーの主な効果・効能

心への作用

カンファーのシャープな香りは刺激性がありますが、同時に鎮静・リラックスにも働くとされています。そのためストレスによる神経過敏や興奮状態を鎮めて心を穏やかにしてくれますし、無気力状態や落ち込みに対しては心を高揚させてくれますので、精神のバランスを整えるのに適した精油と言えるでしょう。抑うつ症状やヒステリー症状にもカンファーの香りは有効とされます。

また頭をスッキリとさせることで認識力や集中力を高める効果も期待出来るでしょう。

体への作用

カンファーがかつて医薬品として用いられて要因として呼吸器系・循環器系への刺激作用があります。鼻ずまり・咳・気管支炎などの呼吸器系の不調緩和に効果が期待出来ますし、血行促進によって体を温めるので風邪やインフルエンザのケア、発熱時にも役立ってくれます。

血行促進作用に加えて抗炎症作用や鎮痛作用があるので疲労回復やリウマチ、神経痛、関節炎、肩こり、腰痛、頭痛、便秘・下痢などの緩和にも幅広く利用できます。

【ストレス性の不調に】

カンファーは精神面への作用から様々な心身症(ストレスや葛藤など心理的要因が原因で起こる肉体的な不調)の緩和に有効とされています。頭痛やめまい・だるさ・しびれ感・過換気症候群・過敏性腸症候群・月経前症候群や月経痛など精神面の影響を受けて起こる・悪化すると考えられているものは多くあります。
検査を受けても身体疾患がないとされるような不調がある場合は香りによるストレスケアや心の状態を整えてみると良いかもしれません。

その他作用

【肌への効果】

皮脂分泌を調節するため脂性肌のケアに向いているとされます。またカンファー精油は冷却効果で肌の炎症を抑える働きや抗菌作用があり、皮脂分泌調整作用と合わせてニキビや吹き出物の予防・改善に有効ですし、火傷や日焼けした肌・捻挫のケアにも利用出来ます。

【防虫効果】

カンファーは古くから昆虫忌避作用があるとして、衣類の防虫剤の原料として用いられてきた歴史を持ちます。衣類につくイガやカツオブシムシなどが嫌う香りです。また衣服を食べる虫だけではなくゴキブリ(チャバネゴキブリ)が忌避するという報告もなされています。

スプレーやコットンに染み込ませるなどして衣服の近くで香らせておくと良いでしょう。ゴキブリが出没しやすい衣装箱と衣装箱の間などにも良いかもしれません。天然の樟脳やカンファー精油を利用する場合、衣服に香りが染み付いてしまう可能性は低いとされています。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・精神疲労
  • 神経過敏・感情鈍麻
  • 興奮・ヒステリー
  • 抑鬱・無気力
  • 情緒不安定な時に
  • スッキリしたい
  • リラックスしたい

【肉体面】

  • 鼻ずまり・咳・気管支炎
  • 風邪などによる発熱・悪寒
  • 冷え性・血行不良
  • リウマチ・神経痛・関節炎
  • 頭痛・肩こり・腰痛
  • 心因性の不調全般に
  • 脂性肌・ニキビ
  • 火傷・日焼け後
  • 虫除け・防虫剤として

カンファーの利用について

相性の良い香り

ハーブ系・樹木系の香りと相性が良い香りです。

【カンファーのブレンド例】

カンファーの注意点

  • 妊娠中の方、お子様への使用は出来ません
  • てんかん・喘息・高血圧の人は使用しないでください。
  • 使用量が多いと痙攣や吐き気を引き起こす場合がありますので注意しましょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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