だるさ解消情報集~D長屋~

不定愁訴? 自律神経? なかなか分かってもらえない辛い「だるさ」「重さ」を解消するための体質改善情報

フェンネル・スイート精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

女性特油の不調や、お腹の調子がパッとしない時に

フェンネル・シード(fennel-seed)

  1. フェンネルとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. フェンネル・スイートの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. フェンネル・スイートの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

フェンネルとは

フェンネルは洋食であれば魚料理やピクルスの風味付けに、インドではカレー料理に、中国では五香粉の原料に…とユーラシア大陸のかなり広い範囲で活用されているハーブの一つ。日本では“種子(フェンネルシード)”と呼ばれている緑がかった米粒サイズの果実が一般的ですが、ヨーロッパでは葉を魚料理などの風味付けにも使っていますし、「魚のハーブ」としてブーケガルニにも欠かせない存在とされています。そのほかタマネギに似た形状のフェンネルの鱗茎“フィノッキオ”もサラダやスープ・肉料理の香味野菜として使割れていますね。

植物としてはセリ科に分類され、同じくセリ科で種子のように見える果実を利用するクミンキャラウェイディルシードなどと外見が似ています。原産地は地中海沿岸とされており、栽培の歴史が最も古い植物の一つとも言われるほど人との関わりの歴史が古い存在。古代のエジプトやギリシャでも栽培が行われていましたし、種子や葉は消化・解毒・消臭に効果があるハーブとして利用されていたことが分かっています。またカモミールやネトル・マグワート・クレソンなどと共に“アングロサクソンの9つの神聖なハーブ”の一つにも数えられています。またヨーロッパでは薬草としても非常に重宝されていたため「フェンネルを見ても摘もうとしない者は悪魔である」なんて言葉もあったのだとか。

現在でもハーブ・生薬として用いられているようにインドや中国でも古くからフェンネルが取り入れられてきました。日本にも平安時代に生薬「茴香(ウイキョウ)」として中国から伝えられ、健胃整腸・鎮痛・去痰・女性領域などに効能を持つ薬草として利用されています。そのほかスターアニス(大茴香)と区別するために「小茴香」と表記されたり、ディルと同じく「姫茴香」という別名もあります。
日本ではフェンネルは一般的なキッチンの常備スパイスと言えるほど身近な存在ではありませんが、生薬成分として太田胃散や仁丹・のど飴などにも配合されています。精油も香水・石鹸や化粧品類などに利用されていますから、現物を扱うことはなくとも意外と身近なハーブと言えるかもしれません。

基本データ

通称
フェンネル・スイート(Fennel Sweet)
別名
フェンネル・シード、茴香(ウイキョウ)、小茴香
学名
Foeniculum vulgare var.dulce
フェンネル・ビター(F.vulgare.var.amara)からも精油は抽出されますが、毒性が強いためアロマテラピーでは使用しません。
科名/種類
セリ科ウイキョウ属/多年草
主産地
イタリア、フランス、ハンガリー、ギリシア
抽出部位
種子
抽出方法
水蒸気蒸留法
無色~淡いクリーム色
粘性
低い
ノート
ミドルノート
香り度合い
中~強め
代表成分
trans-アネトール、リモネン、α-ピネン、α-フェランドレン、エストラゴール、フェンコン
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

甘さとスパイシーさを持ち、微かにフローラル感もある華やかな香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 精神的ストレス
  • 緊張・不安・精神疲労
  • イライラ・怒りっぽい
  • 情緒不安定な時
  • 安心・安定感が欲しい
  • 前向きさ・勇気が欲しい
  • リフレッシュしたい

【肉体面】

  • 食欲不振・吐き気・二日酔い
  • 消化不良・お腹の張り・便秘
  • PMS・更年期障害
  • 月経不順・無月経
  • むくみ予防・デトックス
  • 脂性肌・ニキビ肌のケア
  • 肌のエイジングケアに

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フェンネル・スイートに期待される効果・効能

心への作用

フェンネル・スイートの香りは心(精神)に対しての強壮作用が期待されています。ストレスや緊張で疲弊した心身のケアに効果が期待できるほか、神経的な緊張を和らげることにも繋がりますので怒りやイライラ・不安感・気持ちの落ち込みなどの情緒不安定さの軽減にも役立ってくれるでしょう。安定感が欲しい時にも適した香りと言えそうです。

またスパイシーさを含む香りはリフレッシュにも適していると言われています。好き勝手に投げ出せない仕事や勉強時のサポートとしても役立ってくれそうですし、嫌なことを思い出して頭がモヤモヤする・体調が優れなくて精神的にもパッとしない時などにも活用できそうですね。こうした働きからか、フェンネルは逆境時に力と勇気を与えてくれる精油とも言われています。

体への作用

フェンネル・スイートの香りの主成分である“アネトール”は健胃・去痰作用があると考えられており、生薬としては胃腸薬類にも使われています。生薬としても主に働くのは“香り”の成分と考えられていますから、精油も、また消化を促す作用によって消化不良・腹部の膨張感・食欲不振・食べ過ぎ・飲みすぎ・二日酔いなど消化器系の不快感軽減に有効とされています。

また便通を促す緩下作用に加え、利尿作用もあるとする説もあります。このことから体内の老廃物・毒素などの排出を促進してデトックスをサポートし、むくみやセルライトの予防・解消にも効果が期待されています。毒素排出促進作用と発汗作用があるとして痩身用マッサージオイルにも使われています。古代ローマでは満腹感を感じさせるハーブとしてフェンネルがダイエット用に人気であったという説もありますから、スタイル維持という面でも役立ってくれるかもしれません。

女性領域への働きかけ

フェンネルはアニスシードやスターアニスなどと同様に“トランス-アネトール”という成分を多く含んでいるため、女性の身体への働きかけがある精油としても取り入れられています。これはアネトールが女性ホルモン(エストロゲン)に似た分子構造を持つことから、更年期障害やPMS(月経前症候群)・生理不順など女性ホルモンのバランスの乱れから起こる諸症状の軽減に有効と考えられているため。ホルモン様作用を持つ成分を含むことから現在は妊娠中・授乳中の利用は避けるべき精油とされていますが、ヨーロッパではかつて母乳の分泌を促すハーブとしても民間療法の中で用いられていたそうです。

フェンネルスイートもフェンネルビターも両方共アネトールを含み女性領域での働きかけが期待できると言われていますが、フェンネルスイートの方がトランス-アネトールの含有率が少し低く、作用が穏やかで安定しているので月経トラブルの軽減用としては取り入れやすいでしょう。

その他作用

肌への働きかけ

フェンネル・スイートには皮膚を強壮しキレイに保つ働きがあるとされています。殺菌・消毒作用によって肌を清潔に保つ効果や毒素の排泄作用があるので、特に脂性肌の方やニキビ予防によく用いられています。また肌のくすみ改善や潤いと弾力を取り戻すのに有効とされており、シワ・シミ・たるみなどが気になる方にエイジングケア用として使われることもあるそう。

フェンネル・スイートの利用について

相性の良い香り

柑橘系・フローラル系の香りと相性が良いとされています。似た印象があるスパイス系の精油とも比較的ブレンドしやすいでしょう。

【フェンネル・スイートのブレンド例】

フェンネル・スイートの注意点

  • 乳幼児、妊娠中・授乳中の方、てんかんの方は使用を避けましょう。
  • 高濃度・長時間の使用は控えましょう。また眠気を誘発する可能性がありますので、集中力が必要な場面での利用も控えたほうが良いでしょう。
  • 敏感肌の方は皮膚を刺激する場合があります。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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