ウインターグリーン精油/冬緑油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

天然湿布成分は筋肉痛などのケアにも

ウィンターグリーン

ウィンターグリーンとは

ウィンターグリーンは英名でチェッカーベリー・和名ヒメコウジとも呼ばれる、真っ赤な実が特徴的なツツジ科の低木から採油される精油です。原産は北アメリカ北東部で、古くからネイティブアメリカンやエスキモーの人々は鎮痛薬や解熱剤として利用してきました。独立戦争時代には紅茶の代用品として使われ「カナディアンティー」として現在でも飲まれています。また葉や実から抽出されるサリチル酸メチルは湿布を筆頭に歯みがき粉やアメ・ガムなど菓子類のフレーバーにも利用されている事が知られていますが、量販品に用いられているのは天然ではなく合成ものが大半となっています。

ウィンターグリーンは(特に日本の)アロマテラピーでは禁忌とされており、バーチホワイトバーチと共に要注意精油として知られています。サリチル酸メチルという非常に強い成分を95%以上含み、毒性・刺激性が高いことから取り扱いが難しいことがその理由です。また市販されているものには合成サリチル酸メチルを混入し製造されたものが多くあり、そういったものは天然物以上に危険性があります。信頼できる製造元のものを選ぶ必要もあります。

サリチル酸メチルはアスピリン様作用(抗炎症・解熱鎮痛)を持つことから様々な痛みの緩和、特に筋肉痛や神経痛の緩和に役立ちます。危険性がある反面期待できる効果も高く、適切に利用すれば合成薬よりも副作用が少ないと考えられることからスポーツをする方やリウマチがある方などのセルフケア用として需要が高まっている精油とも言われています。またイギリスの薬草薬局方ではリウマチ性関節炎の治療薬として利用されています。

基本データ

通称
ウィンターグリーン(Wintergreen)
別名
チェッカーベリー、姫柑子(ヒメコウジ)、ゴーテリア
学名
Gaultheria procumbens
科名/種類
ツツジ科シラタマノキ属/常緑低木
主産地
カナダ、中国
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色~薄桃色
粘性
ノート
ミドルノート
香り度合い
強い
代表成分
サリチル酸メチル
おすすめ
マッサージ、湿布

甘酸っぱさを含む消毒液のような香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • リフレッシュ
  • やる気を出したい
  • 頭をクリアにしたい
  • 感覚を冴えさせたい

【肉体面】

  • 呼吸器系の不調に
  • 肩こり・腰痛・筋肉痛
  • 関節痛・リウマチ
  • 膀胱炎・むくみ

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ウィンターグリーンに期待される効果・効能

心への作用

ツンとするような刺激の強いウィンターグリーンの香りは、心(脳)の刺激にもなります。頭をクリアにしてやる気を呼び起こす香りとされ、気分転換やリフレッシュにも適しています。感覚を研ぎ澄ます助けにもなると言われています。

しかしサリチル酸メチルの刺激性・毒性の問題から、アロマランプやディフューザーなどで長い時間香りを嗅ぐような「芳香浴」に刺激の強いウィンターグリーン精油は適していません。頭をクリアにしたい時などは短時間香らせる「気付け薬」のような利用法にするの無難です。

体への作用

鎮咳・去痰・消毒作用を持つとされているため、呼吸器系の症状緩和や感染症予防に良いと考えられています。また殺菌作用以外に利尿作用も期待されるため、むくみや膀胱炎などの泌尿器トラブル対策に用いられることもあるようです。

筋肉・関節などの痛みに

ウィンターグリーンのメインになる利用法が、筋肉痛・関節炎・リウマチ・肩こりなどのケアです。主成分であるサリチル酸メチル(エステル分子)は市販の湿布薬や鎮痛剤にも含まれている成分で、鎮痛・鎮痙・抗炎症作用などがあると言われています。

キャリアオイルに希釈してマッサージに利用したり、湿布として痛みのある部分に直接当てることで筋肉や関節の痛み緩和に役立ちます。その他、リンパの流れを良くする作用がありむくみのケアにも有効とする説もあります。ただし皮膚刺激が高い精油ですので、必ず低濃度に希釈して利用するようにしてください。使い始めは1%未満が安全、量を増やすとしても5%を超えない濃度で利用しましょう。

その他作用

皮膚利用について

消毒作用と抗炎症作用からニキビや湿疹等のケアに利用できると言われていますが、皮膚刺激が強いためスキンケア用として利用するのはお勧めできません。

ウィンターグリーンの利用について

相性の良い香り

かなり強い独特の香りがありますので、同系統の雰囲気を持つハーブ系・樹木系とのブレンドが無難です。特ユーカリ系・ミント系と合わせやすいです。

【ウィンターグリーンのブレンド例】

ウィンターグリーン精油(冬緑油)の注意点

  • 妊娠中・アスピリンアレルギー・凝固剤を使用中の方は使用出来ません。
  • 授乳中・敏感肌の方も使用を避けましょう。
  • 毒性、刺激性、感作作用があります。低濃度に希釈し、必ずパッチテストを行ったうえで使用するようにしてください。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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