ダバナ精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

フルーティーな香りを持つ、インド伝統ハーブ

DavanaEssOil

ダバナとは

ダバナは南インド原産の一年生植物で、植物分類上はヨモギの近縁種に当たります。植物の外見からは青々しいハーバルな香りを連想しますが、ダバナ精油は洋酒(リキュール・ワイン)に例えられるようにフルーティーな香りがします。インドのハーブというとスパイス感やオリエンタル感を連想しがちですが、いい意味で期待を裏切ってくれる香りとも言えるでしょう。
日本ではさほど知名度が高くありませんが、ダバナ油はその陶酔感のある高級リキュールのような香りから香水原料として世界中で利用されています。また香水以外にも食品・飲料類やタバコ、各種化粧品など様々な業界で天然香料として高く評価されている存在です。

ダバナはインドの伝統的なハーブの一つにも数えられている存在で、伝統医学アーユルヴェーダでも抑鬱・抗不安薬や粘液溶解薬のような形で利用されてきたと言われています。また宗教的にも神聖な植物と考えられており、産地である南インドではダバナの花をヒンドゥー教の3柱の主神の中の1人“シヴァ神”への供え物として利用しているそうです。
精油を採るための蒸留は1920年台から行われていたそうですが、大規模な商業栽培・精油生産は1960年代後半にアメリカとヨーロッパの香水業界でダバナ油が注目を浴びてからと言われています。かつて合成香料が持て囃された時期もありましだが、この数十年間ほどは“天然香料”需要が高まっていることもあり、ダバナ精油は南インドの一大産業と言えるほどになっているのだとか。

現在でも香水原料としての需要が高く、フルーティーで芳醇な香りを持つことだけではなく、皮膚に付くことで人によって異なった芳香を放つ=その人だけのオリジナティーある香りになるとも言われているそう。国内で精油の流通は非常に少ないですし、価格も決して安いとは言えないためデイリーに香らせるタイプの精油とは言い難い存在です。しかし特有の甘くしっとりとした香りは病み付きになる方も多い存在ですから、オリジナル香水やとっておきの日の香りとして取り入れてみても良いでしょう。ブレンド幅が広く、少量加えるだけで香りに高級感と華やかさを演出することが出来ます。

基本データ

通称
ダバナ(Davana)
別名
ダヴァナ、ダウナ、ダバナム(Davanam)
学名
Artemisia pallens
科名/種類
キク科ヨモギ(アルテミシア)属/一年草
主産地
インド
抽出部位
全草
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色・黄緑色~オレンジ色
ノート
ミドルノート
香り度合い
強い
代表成分
ダバノン、ダバナエーテル、リナロール、桂皮酸エチル、桂皮メチル、酢酸ゲラニル
おすすめ
芳香浴・(※ごく少量で)マッサージ

ドライフルーツや洋酒を連想させる、甘くフルーティーな香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 情緒不安定な時に
  • ストレス・精神疲労
  • 神経過敏・不安
  • 抑うつ感・憂鬱感
  • 気持ちを高めたい時に
  • セクシーさの演出に

【肉体面】

  • 咳・痰・気管支炎などに
  • 風邪予防や症状緩和に
  • 月経トラブル・更年期障害
  • 女性ホルモンの乱れに
  • 皮膚の健康維持に

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ダバナに期待される効果・効能

心への作用

ダバナの香りは神経や精神のバランスを整え、気持ちを落ち着かせる働きがあると考えられています。感情バランスを整える働きから神経過敏・不安・抑うつ状態などの改善サポートに利用されていますし、神経系強壮にも役立つと言われていますのでストレス軽減やストレス耐性アップなどの働きも期待できるでしょう。

概ね鎮静作用が高いと見られているダバナですが、一部では興奮作用を保つとする説もあり催淫作用(媚薬効果)があるとも言われているようです。香りの印象としてもフルーティーではありますが、フレッシュな果実というよりは熟しきった果実・お酒のような香りで官能的な印象もありますから、夜のムード作りなどにも違和感は無いでしょう。精神面に起因する性的トラブルがある場合などにも役立ってくれるかもしれません。

体への作用

ダバナ精油は去痰(粘液溶解)作用や鎮痙作用があり、痰が絡む時や咳・気管支炎など呼吸器系の不調緩和に有効とされています。加えて抗菌・抗ウイルス作用が報告されており、風邪やインフルエンザなどの感染症予防や回復促進にも効果が期待されています。そのほか内分泌系の刺激作用がある・鬱血除去作用がある・血圧降下作用があるという説もあります。

その他作用

肌への働きかけ

感作性(アレルギー誘発性)があるため使用には注意が必要ですが、ダバナ精油は血行促進作用があると考えられており、乾燥肌や肌荒れの改善に役立つと言われています。皮脂分泌を調整するという説もあります。また抗菌・抗真菌作用があるため、消毒用として創傷や切傷のケアにも利用されています。

ダバナの利用について

相性の良い香り

どの系統の香りとも比較的ブレンドしやすいですが、特にフローラル系・ハーブ系の香りとはブレンドしやすいでしょう。甘み・香りの強さが気になる時はサッパリした印象のハーブ系やレモンをメインに香りを組み立ててみてください。

【ダバナのブレンド例】

ダバナ精油の注意点

  • 神経毒性のあるケトン類含有が多いため妊娠中・授乳中の女性、てんかん患者、乳幼児への使用はできません。
  • 刺激・感作性ともに強いと考えられている精油ですから、体調を確認しつつ低希釈で使用しましょう。芳香浴として利用しても精油成分が皮膚に付くことでアレルギーを起こす場合があります。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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