ガルバナムは古くから聖油用など宗教面でも大切にされてきた香料で、旧約聖書にモーセが用いたという記述もあります。精油はバルサミックさ・グリーンさ・甘さ・スパイシーさを併せ持った複雑な香りが特徴で、高級香水の香りとしても知られる存在。スピリチュアルな面で利用されるほか、精神安定や神経疲労
ラブダナムはシストローズの木の芳香性樹脂。世界最古の天然芳香剤と言われるほど古くから香料・薬用に利用されてきた存在で、甘く重厚な香りが特徴です。現在でも香水原料やスキンケアに優れた働きを持つオイルとして使われています。鎮静作用によって緊張をリラックスさせる働きや自律神経
アニスシードは焼き菓子などにも使われる、甘い香りを持つ香辛料。精油も甘くスパイシーな香りで、昆虫忌避作用があるので天然成分の防虫剤としても使われています。伝統的用法からお腹の張りや便秘ケアなど消化器系のサポートに、姉トールを含むことから更年期障害など女性の心と体の不調サポート
バレリアンは古代ギリシア時代から神経の高ぶりを抑え眠りに導くハーブとして用いられ、古くは「オールヒール」や「神様の睡眠薬」とも呼ばれたハーブ。バレリアン精油はマイナーな存在ですが、イソ吉草酸バレレニル・バレレノール・バレレナールなどの特徴成分の働きからメンタル面のサポート
落ち着いた印象のウッディーな香りを持つサイプレス。地中海原産のヒノキ科樹木で、古代ギリシアから呼吸器系の治療に用いられてきた歴史もあります。精油成分としてはα-ピネンが主成分でメンタルバランスや循環器系のサポートが期待されています。近年はセドロールに自律神経調節作用を持つ可能性
好き嫌いが分かれる、湿った土の中のような独特の香りを持つベチバー。時間経過によって香りが熟成していく性質の精油の1つであり、伝統的な使用や、抗不安作用を持つ可能性が報告されていることからメンタルサポートにも取り入れられています。そのほか抗酸化や美白など、ベチバーの精油に期待されている作用、使用時の注意点などをご紹介します。
ローズ・オットーはバラの花びらを水蒸気蒸留した精油。残留溶剤などの懸念が少ないためスキンケアに使われるほか、抗うつ作用や女性特有の精神的不調軽減に役立つ可能性も示唆されています。そのほかローズ・オットーに期待される作用、使用時の注意点などをご紹介します。
濃密なバラの香りが楽しめるローズアブソリュート。含まれているフェニルエチルアルコールには抗うつ作用を持つ可能性も報告されていますが、民間療法上で囁かれる効能の有効性は認められていないものが大半のため過信は避けましょう。そのほかローズアブソリュートとオットーの違い、期待されている作用や効果について、使用時の注意点などもご紹介しています。