落ち着いた印象のウッディーな香りを持つサイプレス。地中海原産のヒノキ科樹木で、古代ギリシアから呼吸器系の治療に用いられてきた歴史もあります。精油成分としてはα-ピネンが主成分でメンタルバランスや循環器系のサポートが期待されています。近年はセドロールに自律神経調節作用を持つ可能性
日本では安息香とも呼ばれているベンゾインは、軽いバルサム感の中にバニラに似た甘さがある香りが特徴。精油成分は安息香酸と呼ばれる芳香族カルボン酸が主成分で、精神面に対しては鎮静作用や強壮作用が、肉体面に関しては呼吸器系の不調軽減に効果が期待されています。古くはバレリーナがフットケア
マートルは地中海沿岸地域が原産の、ティートリーなどと同じフトモモ科に分類される樹木です。精油はユーカリに似た爽やかさをベースに甘酸っぱさを含んだマイルドな香りで、作用も穏やかであることから広く利用されています。成分的にはα-ピネンや1,8-シネオールなどが多く、優れた消毒・抗菌作用が
カユプテは近縁種であるティーツリーやニアウリと同様に優れた消毒・抗菌作用が期待され、近年は花粉症の症状軽減などアレルギー対策としても注目される精油。爽やかさの中にフルーティー感のある香りは、お部屋の空気浄化や風邪予防として焚いても違和感が少なくいことも魅力。そのほか鎮痛作用に
ニアウリはティートリーなどと同じくフトモモ科メラレウカ属に分類される樹木で、精油で最もポピュラーなのは“ニアウリ・シネオール”と呼ばれる1,8-シネオールを多く含むもの。甘さを含んだ軽めの印象の香りで作用も穏やかなことが特徴とされ、風邪予防や鼻炎・喘息・気管支炎など呼吸器系の不調軽減に
フランキンセンスと共に紀元前から珍重されてきた、歴史のある薫香の一つであるミルラ。スモーキーで甘さのある芳香が特徴で、古くは宗教儀式や薬として利用された歴史もあります。抗酸化作用を持つ“若返り”のスキンケア精油としても注目されていますが、皮膚炎症を起こす可能性も指摘されています。そのほかミルラ精油に期待される作用、使用時の注意点などをご紹介します。
スコッチ・パインの針葉を原料とした「パインニードル」は、ドライな森の香りを持つ精油。α-ピネンやリモネン含有率がく、リラックス効果や風邪予防・呼吸器系トラブルの軽減が期待できる香りとして用いられてます。近年は優れた抗炎症作用を持つ可能性がある精油としても期待されていますが
バジル・リナロールは食材・ハーブとして馴染みのあるバジルよりも、少し甘くハーバルな香りの精油です。リナロール含有率が高く扱いやすいことからバジル形成油の中では最もポピュラーで、ストレス対策やリラックスなどにも役立つと考えられています。そのほかバジル・リナロール精油に期待される作用や理由、使用時の注意点などをご紹介します。