バレリアンのアロマ(精油):効果効能紹介

ストレス性の不眠や不調に「神様の睡眠薬」

バレリアン(Valerian)

  1. バレリアンとは
    1. 基本データ
  2. バレリアンの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. バレリアンの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

バレリアンとは

バレリアンは西ヨーロッパが原産のカノコソウ属の植物です。学名や英名はラテン語の「valēre(強くある・健康になる)」に由来し、種子名officinalisも薬用に用いられる種であることを表しています。
ちなみに英語で価値や価格を表す「value」も同じラテン語(valēre)が語源となっています。現代イタリア語もValereは価値がある・優れているなどの意味で用いられているようです。

バレリアンは古代ギリシアでは既に神経の高ぶりを抑え眠りに導くハーブとして向精神薬・睡眠薬のように用いられ、中世ヨーロッパでは「オールヒール(全てが治る)」や「神様の睡眠薬」とも呼ばれていたほどで、修道院の薬草園でもよく栽培されていたようです。西洋では精神面のケア用によく知られているハーブの1つで、現在もドイツなどの欧州で伝統的医薬品(THMPD)として承認されています。

ハーブティーやサプリメントとしては、特に欧米で盛んに利用されているバレリアンですが、精油(エッセンシャルオイル)はかなりマイナーな部類に入り流通量も少ないです。しかし精油も精神面に対しての働きが期待出来、スパイクナードと並ぶ不眠解消精油として支持されています。正しく利用すればストレス社会に生きる現代人の強い味方になってくれるでしょう。

基本データ

通称
バレリアン(Valerian)
別名
セイヨウカノコソウ(西洋鹿子草)、吉草(きっそう)、バレリアンルート、コモンバレリアン
学名
Valeriana officinalis
原料植物
バレリアン
精油よりもメディカルハーブやサプリメントとしてよく知られています。根の持つ独特の強い芳香は好き嫌いがはっきり分かれます。
科名/種類
オミナエシ科/多年草
主産地
中国、インド、ベルギー、韓国、北朝鮮
抽出部位
根部
抽出方法
水蒸気蒸留法
(溶剤抽出されたものも有)
オレンジ色~赤茶色
ノート
ベースノート
香り度合い
強い
おすすめ
芳香浴

始めはグリーンさが、徐々にムスク系の温かさが出てくる

バレリアンの主な効果・効能

心への作用

バレリアン精油の強い香りはパイン・ニードル(松の針葉)の香りの成分でもある酢酸ボルニルを主成分としており、そのほかα-ピネンなどの成分と複合して高い鎮静作用をもたらしくてくれます。
ストレスの緩和・軽減はもちろんのこと、精神不安・ヒステリー・抑鬱・イライラ・恐怖・焦燥感・落ち着きのなさ・神経過敏など様々な精神的不調の改善に有効とされています。

不眠解消、特にストレスに起因するタイプの不眠解消にも高い効果が期待出来ます。不安や心配事が頭から離れないときや、神経が妙に昂ぶって目が冴えてしまっている時に適しています。ラベンダーやマージョラムでは中々効果を実感できなかった方もバレリアンなら寝つきやすくなったという話もありますから試してみても良いかもしれません。

体への作用

精神面への働きかけによりストレスや緊張に起因する症状全般に緩和・改善効果が期待出来ます。ストレスの影響を受けやすい消化器系、便秘・下痢・消化不良などの改善に優れています。

また鎮痛・鎮痙作用もあるので頭痛や偏頭痛、胃痛、生理痛、PMS(月経前症候群)、肩や首のコリや痛みなど幅広い範囲で利用されます。特にストレス性の頭痛や胃痛、精神面にも症状を起こしやすいPMSの緩和には高い効果が期待できるでしょう。

その他作用

【皮膚への効果】

ハーブとしては殺菌作用と治癒促進作用があるとされていますが、刺激が強いため炎症の原因となる恐れがあります。精油の明確なデータはないので肌への使用は避けたほうが良いでしょう。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・精神疲労
  • 不安・心配・抑鬱
  • ヒステリー・イライラ
  • 落ち着きがない・焦燥感
  • 神経過敏
  • 不眠・眠りが浅い

【肉体面】

  • ストレス性の症状に
  • 便秘・下痢・消化不良
  • 胃痛・腹痛
  • 頭痛・偏頭痛
  • 生理痛・PMS
  • 体のコリ・痛み

バレリアンの利用について

相性の良い香り

バレリアンの香りはハーブ系とするものとウッディー系に入れるものが文献等により異なります。当サイトではハーブ系に分類していますが、香りの印象はウッディーなので樹木系の香りとの相性が良いでしょう。

香りが強いうえにクセもあるので、単体ではなく少量をブレンドした方が使いやすいです。

【バレリアンのブレンド例】

バレリアンの注意点

  • 妊娠中・授乳中の使用は避けましょう。
  • 高濃度・長時間の使用は頭痛などの副作用を起こす可能性があります。使用量に注意し、長期間の継続利用は避けましょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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