ローズマリー・シネオールのアロマ(精油):効果効能紹介

感染症予防に特に優れた効果が期待できる

ローズマリー・シネオール(Rosemary ct.Cineol)

  1. ローズマリーとは
    1. 基本データ
  2. ローズマリーの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. ローズマリーの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ローズマリー・シネオールとは

ローズマリーはシソ科マンネンロウ属の植物で、地中海沿岸が原産と考えられています。名前がラテン語の「ros marinus(海のしずく)」に由来していると言われる通り、地中海沿岸の海辺でも生育出来ることが分かります。暑く乾燥した環境を好みますが、寒さにも比較的耐えられる強い植物です。

古い歴史を持つローズマリーは、古代エジプトやローマなどの古代文明において万能薬と考えられていたハーブの1つです。古代ヨーロッパでは悪魔から守る神秘的な力を持つ聖木とも考えられていました。
キリスト教が広まると聖母マリアがイエスを抱いてエジプトへ逃れる途中にローズマリーに青いマントをかけておいたところ、白かった花がマントと同じ青色に変わったという伝説が有名になります。この伝説や聖母マリアの名前と近いことからローズマリーはRose of Mary(聖母マリアのバラ)とも呼ばれています。

また古くからローズマリーは消毒効果に優れていることが知られており、ペストで死亡した人々から盗みを働いた泥棒たちが感染を防ぐために使ったという逸話もあります。フランスの病院で焚かれたり、イギリスは監獄熱の感染予防として利用されていた時期もあります。

ローズマリーの精油にはシネオール・ベルベノン・カンファーと3種類のケモタイプが存在します。成分配合が異なりますので香りや作用にも違いがありますが、ケトン類の含有量が少ない「ローズマリー・シネオール」が扱いやすく安全性も高いので最も利用されています。ベルベノンタイプはヘア・スキンケアや肝機能向上・ダイエットなどに、カンファータイプは筋肉痛・神経痛や集中力・やる気アップに優れているとされています。

基本データ

通称
ローズマリー・シネオール(Rosemary ct.Cineol)
別名
万年朗(マンネンロウ)、迷迭香(メイテツコウ)、Rose of Mary(聖母マリアのバラ)
学名
Rosemarinus officinalis(ct.Cineol)
原料植物
ローズマリー
ハーブの中でも1、2を争うと言われるほど、美しい花を咲かせるため観賞用としても広く栽培されています。シネオール・ベルベノン・カンファーと3種類のケモタイプがあり、主に栽培された地域によって分かれます。
科名/種類
シソ科マンネンロウ属/常緑性低木
主産地
チュニジア・モロッコ・フランス
抽出部位
全草(葉・花・茎)
開花時の先端部分のみを使用したものが高品質。
抽出方法
水蒸気蒸留法
ほぼ無色~淡い黄色
粘性
ノート
トップ~ミドルノート
香り度合い
中~強
おすすめ
芳香浴、入浴、スキンケア、ヘアケア、トリートメント

スッキリとした清涼感ある、薬草の様な香り

ローズマリー・シネオールの主な効果・効能

心への作用

ローズマリーのスっとした清涼感ある香りは、頭をスッキリとリフレッシュさせる働きがあります。脳を活性化させて記憶力や集中力を発揮したいシーンでも役立ちますし、寝起きが悪いときや時差ボケの解消としても有効です。

またα-ピネンなど精神の安定・強壮に効果が期待できる成分も含まれていますので、ストレスや精神疲労で思考の乱れがあったり、感情に振り回されがちな場合にも役立ってくれるでしょう。無気力なときや自信喪失によって、やる気や前向きさを失いがちな時にもおすすめです。

体への作用

ローズマリー・シネオールが多く含有しているオキサイド類の「1,8-シネオール」は去痰・抗炎症・抗菌・抗ウィルス作用に優れています。そのためローズマリー・シネオールは他のローズマリー系精油よりも風邪やインフルエンザの予防、喉の不快感や花粉症による鼻炎など呼吸器系のトラブル緩和に高い効果を発揮してくれます。

【血行不良による冷え・便秘】

カンファータイプのように高含有というわけではありませんが、ローズマリー・シネオールにも心臓強壮(鼓動を強める)作用があるとされるカンファーが若干含まれています。このため血行促進・低血圧の改善・冷え性緩和や、便秘や消化不良など消化器系トラブルの改善、脳への血流を増やすことで記憶力アップなど幅広い効果が期待されています。

血行不良による肩こりや頭痛などの改善にも約立ちますし、1,8-シネオールには抗炎症作用も言われていると言われていますので関節痛などの炎症緩和にも効果が期待できます。リフレッシュ作用と相乗して疲労感や倦怠感など「だるさ」の解消にも効果が期待出来るでしょう。その他利尿効果によるむくみ解消・通経作用による月経不順の改善などに有効とされています。

その他作用

【肌・髪への効果】

抗菌・収れん作用があり、脂性肌やニキビケアに有効とされています。

頭皮に対しても脂っぽさを抑えてくれるので地肌や髪のベタつきが気になる方に向いています。加えて血行を促進させるので、フケや抜け毛などの予防・髪の毛の成長を早める効果も期待できるでしょう。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 記憶力や集中力が欲しい
  • 頭をスッキリさせたい
  • リフレッシュしたい
  • ストレス・精神疲労
  • 無気力・自信喪失
  • 情緒不安定な時に
  • 寝起きが悪いとき
  • 時差ボケの解消

【肉体面】

  • 血行不良・低血圧
  • 冷え性・末端冷え性
  • 脳の機能強化
  • 肩こり・頭痛
  • 慢性疲労・倦怠感
  • 月経不順・少量月経
  • 風邪・インフルエンザ予防
  • 呼吸器系の不調・炎症に
  • 脂性肌・ニキビケア
  • フケ・抜け毛予防
  • 髪の毛の成長促進

ローズマリー・シネオールの利用について

相性の良い香り

柑橘系・ウッディー系の香りと相性が良いとされています。ハーブ系の香りともブレンドしやすいでしょう。

【ローズマリー・シネオールのブレンド例】

ローズマリー・シネオールの注意点

  • 妊娠初期の方は使用を控えましょう。
  • 高濃度で使用すると肌へ刺激を与える場合があります。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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