ローレル/月桂樹のアロマ(精油):効果効能紹介

風邪・インフルエンザ予防や、お腹の不調・痛みに

ローレル(月桂樹)

  1. ローレル(月桂樹)とは
    1. 基本データ
  2. ローレルの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. ローレルの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ローレル(月桂樹)とは

クスノキ科の常緑高木である月桂樹は日本で様々な呼び名で流通していますが、大きく分けて「ローリエ」系はフランス語、「ローレル」「ベイ」系が英語です。また使用される部分によってリーフ(葉)が付けられることもあります。和名の月桂樹は木を指しますが、漢方の生薬名の場合は月桂葉・月桂実と分けて表記されます。

ローレルは地中海沿岸原産でヨーロッパでは古くから親しまれてきた植物でもあります。ギリシャ神話ではダフネが月桂樹に姿を変えてしまったことを悲しんだアポロンが月桂樹で冠をつくり頭に載せるシーンがあります。アポロンが音楽や芸術、予言などを司る神であったため詩人に送られ、冠を得た詩人は桂冠詩人と呼ばれました。また予言の象徴から「予見のハーブ」と呼ばれ、予知夢を見るためにローレルの葉を枕の下に敷いて眠る習慣もあったようです。

月桂樹は学名がLaurus=称賛、nobillis=名高いという組み合わせで、その名の通り古代ギリシア・ローマ時代には勝者に月桂樹の葉の付いた枝を編んだ冠(月桂冠)を贈る習慣があったことや、将軍の凱旋に用いられた「勝利」を表す植物としても知られます。ちなみに現在オリンピックなどで使われているものは月桂冠ではなくオリーブ冠ですが、月桂冠は今でも名誉の象徴と考えられています。

ローレルの香りの系統はスパイス系以外に樹木系、ハーブ系に分類されることもありますが、当サイトではローレル精油のスパイシーな香りと、料理用スパイスとして用いられることもあることからスパイス系に分類しています。
ローレルの精油は化粧品や香水から加工食品まで幅広く利用されています。

基本データ

通称
ローレル(Laurel)
別名
月桂樹(ゲッケイジュ)、月桂葉、ローリエ、ローレルリーフ、スイートローレル、ベイリーフ、ベイローレル
学名
Laurus nobilis
原料植物
ローレル(月桂樹)
精油もハーブも乾燥させたものを利用します。香辛料として利用する場合は生の葉を使用することもありますが、青臭さと苦味が強く、好き嫌いが分かれると言われています。
科名/種類
クスノキ科/常緑高木
主産地
モロッコ、スペイン、セルビア、ユーゴスラビア
抽出部位
葉(※小枝を入れるものもあり)
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色~淡黄緑色
ノート
トップノート
香り度合い
中くらい
おすすめ
芳香浴、入浴、ヘアケア

シナモンに似た印象の甘くスパイシーな香り

ローレル(月桂樹)の主な効果・効能

心への作用

優れた鎮静作用によって心を落ち着かせ、安定させる作用があるとされています。不安やパニック、ヒステリーなど情緒不安定な時に感情のコントロールを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。

ローレルの香りは頭をクリアな状態にして、直感力を高める働きがあるとも言われています。また自己卑下や自信のなさを取り除いてくれるとされていますから、判断に迷っていたり自分の選択が不安な時や、目的や方向性を見失っていると感じている時にもおすすめです。

体への作用

ローレルは消化器系に対して効果が高く、唾液の分泌促進・消化促進やお腹に溜まったガスの排泄を促すなどの働きがあり、消化不良や食欲不振の改善に有効です。肝臓と腎臓の強壮作用もあり、西洋の民間医療では肝臓病などの治療に用いられていた時期もあります。

鎮痙・鎮痛作用や抗神経痛、抗リウマチ作用がありますのでリウマチや様々な痛みの緩和効果も期待できるでしょう。またローレルは通経作用があり、少量月経や月経不順の改善に効果が期待できます。鎮痙・鎮痛作用と合わせて生理痛の緩和や、PMSで体の痛みを感じる際にも有効です。

【風邪・インフルエンザに】

ローレルには抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用や免疫力向上作用があり、風邪やインフルエンザ、ウィルス性感染症予防に役立つ精油とされています。発汗・解熱作用や去痰作用など呼吸器系への働きかけがありますので、風邪の初期症状緩和や治癒促進にも利用できます。

その他作用

【髪・頭皮への効果】

ローレルの精油は髪や頭皮に良い働きがある精油とされ、ヘアローションなどに利用されます。髪や頭皮の強壮や乾燥予防に役立ち、育毛促進やフケ予防に効果的です。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 自信喪失・自己卑下
  • ヒステリー・パニック
  • 不安・情緒不安定
  • 直感力が欲しい時
  • 目的を見出したい
  • 方向性を考えたい

【肉体面】

  • 消化不良・食欲不振
  • お腹がガスで張っている時
  • リウマチ・神経痛
  • 体に痛みがある時
  • 少量月経・月経不順・生理痛
  • 風邪やインフルエンザ予防
  • 風邪の初期症状に
  • 頭皮の乾燥・フケに

ローレル(月桂樹)の利用について

相性の良い香り

柑橘系の香りと相性が良く、フローラル系やウッディー系の香りとも比較的合わせやすいでしょう。

【ローレルのブレンド例】

ローレルの注意点

  • 妊娠中・授乳中・お子様への使用は避けましょう。
  • まれに刺激を感じたり皮膚炎を起こすことがあるので濃度に注意が必要。特に敏感肌の方はパッチテストを行い、様子を見ながら利用するようにしてください。
  • 高濃度で使用した場合は眠気を起こす可能性があります。車の運転など集中力が必要なシーンでの使用は控えましょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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