ミルラ/没薬のアロマ(精油):効果効能紹介

心の強壮、口腔ケアにもオススメ

myrrh

  1. ミルラとは
    1. 基本データ
  2. ミルラの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. ミルラの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ミルラとは

ミルラはカンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の各種樹木から分泌される樹液が固化した赤褐色のゴム樹脂のことを指します(別種のカンラン科の樹木からはスイートミルラとも呼ばれるオポパナックスも採油されています)。
ミルラという言葉の語源は諸説ありまりますが、中国名の没薬の「没」も「苦味」を表すことから、苦いという意味のアラビア語(=mur)に由来するとする説が一般的です。

ミルラは古代文明で様々な用途に広く使用されてきた世界で歴史ある薫香のひとつです。古代エジプトでは太陽崇拝の儀式の薫香として使用されたほか、殺菌消毒作用があることからミイラを作る際の遺体の防腐処理にも用いられていました。それが「ミイラ」という言葉の語源になったとする説もあります。そのほかにエジプトで軟膏の原料とされたり、古代ギリシアの兵士に血止めとして用いられました。

また風邪や喉の炎症に効く生薬としても用いられ、中国でも「没薬」と呼ばれ生薬の一つとして薬効が認められています。イエス・キリストが誕生した時に東方の三博士が黄金、フランキンセンス(乳香)と共に捧げたものの一つとしても有名です。黄金は「偉大な商人」、ミルラは「偉大な医者」、フランキンセンスは「偉大な預言者」の象徴であったという説もあり、ミルラは優れた医薬品として知られていたことが分かります。

現在ミルラはお香の原料として利用されたり、歯磨剤やガムなどマウスケア商品の原料にもよく配合されています。精油や溶剤抽出法で作られるミルラ・アブソリュートは男性用の香水にも用いられています。

基本データ

通称
ミルラ(Myrrh)
別名
没薬、マー
学名
Commiphora myrrha
Commiphora molmol
原料植物
ミルラノキ属樹木の樹脂
約200種と樹木の種類が多く、産地により成分や香りにもばらつきがあるので要確認。ソマリアやアラビア半島南部産のヘラボール・ミルラやソマリア・ミルラ(学名:Commiphora molmol)と呼ばれるものが最上級品とされています。
科名/種類
カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)/低木
主産地
スーダン、ソマリア、インド、エチオピア
抽出部位
樹脂
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡い黄色~琥珀色
粘性
高い
ノート
ベースノート
香り度合い
強め
おすすめ
芳香浴、入浴、トリートメント、スキンケア

甘さと苦味を感じるスモーキーで個性的な香り

ミルラの主な効果・効能

心への作用

気力が衰えてしまい無気力になっているときや、気持ちの落ち込みが激しい時に向いています。ミルラは鎮静作用と高揚作用を持ち合わせており、不安や恐怖・緊張やストレスによる疲弊を和らげて明るい気持ちへと切り替える手助けをしてくれるでしょう。

目標を現実にする助けになる精油とも言われていますので、萎えそうな気持ちを奮い立たせて前進したいような時や、踏ん張りをきかせたい時にもお勧めです。

体への作用

胃腸を整える働きがあり食欲不振、胃もたれ、胃酸過多、消化不良、お腹の張りなど消化器系の不調の緩和に有効です。抗菌・抗ウイルス作用や免疫向上作用もあるので風邪などの感染症による症状の緩和効果や、病後の回復促進も期待できるでしょう。
粘膜を乾燥させる作用もあり、肺や気管支の粘液過多による咳・痰・気管支炎などにも有効とされています。

【口内への効果】

ミルラは殺菌・消毒作用に優れ、口腔と歯茎の不調に効果を発揮します。歯肉炎・口内炎・歯槽膿漏を始め、健胃作用と合わせて胃の不調から起こる口臭防止にもなります。

【婦人科のトラブルに】

通経作用により生理不順や少量月経などの改善が期待出来ます。子宮の強壮作用や抗菌・抗真菌・抗炎症作用もありますので女性器のかゆみやカンジタ症にもミルラは有効とされています。

その他作用

【肌への効果】

抗菌・抗真菌・消毒作用に加え、瘢痕形成・癒傷作用がありますのでじくじくした傷やなかなか治らない傷のケアに効果を発揮します。かゆみや炎症を緩和する成分も多く含み、皮膚の保護作用にも優れていますから腫瘍・水虫・ただれ・床ずれ・あかぎれ・かかとのひび割れなどに希釈してトリートメントオイルとして使うと良いでしょう。

保護特性に優れ、シワを防いだり出来てしまったシワなどを薄くする効果も期待できることからアンチエイジングのためスキンケアにも利用されます。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 気持ちの落ち込み・抑うつ
  • 不安・恐怖感
  • ストレス・緊張
  • 気力の衰え・無気力
  • 明るい気持ちになりたい
  • 前進する気力が欲しい

【肉体面】

  • 下痢・消化不良
  • お腹のハリ・食欲不振
  • 咳・気管支炎
  • 風邪の予防・緩和に
  • 歯肉炎・口内炎・口臭予防
  • 月経不順・少量月経
  • 水虫・湿疹・白癬
  • 床ずれ(褥瘡)のケアに
  • 外傷・あかぎれ・ひび
  • かゆみがあるときに
  • 肌のアンチエイジングに

ミルラの利用について

相性の良い香り

ウッディー系・オリエンタル系の香りと相性が良いです。粘度が高く香りの持続率も良いので、香りが抜けやすい柑橘系とのブレンドもオススメ。

【ミルラのブレンド例】

ミルラの注意点

  • 妊娠中・授乳中は、使用を避けるようにしてください。
  • 色・香りが強く取れにくいので衣服などに付かないように注意して扱い、高濃度での使用は控えましょう。
  • 揮発に伴い固化していきます。キャップが固まり開きにくくなりますので、使わない場合でも時折キャップを緩めてあげると良いでしょう。少量ずつ購入するのが安全です。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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