ベチバーのアロマ(精油):効果効能紹介

ストレス性症状全般の万能薬、心と体の強壮に

ベチバー(Vetiver)

  1. ベチバーとは
    1. 基本データ
  2. ベチバーの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
    4. こんなお悩みに
  3. ベチバーの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ベチバーとは

ベチバーはインドやジャワなどの熱帯地方を原産とするイネ科の多年草で、レモングラスパルマローザなどの仲間ですが全く異なる独特の濃厚な芳香を持ちます。土臭さや燻したようなスモーキーさがあり、好き嫌いがはっきりと分かれる精油ですが、一度ハマるとクセになる香りでもあります。産地によって香りに違いがありますので気に入るものを探してみても良いでしょう。

香りを長く留めることから保留剤としても利用され、シャネルNo.5やムスリーヌ・デ・ザンドなど有名香水のベースノートとしてもベチバーは利用され、そのほか化粧品の原料としても用いられることがあります。

サンダルウッドフランキンセンスなどと同様に、時間の経過に伴い香りが良くなっていくという珍しい性質を持った精油としても知られています。買ってみて苦手だった…という場合はしばらく寝かせておくと馴染みやすい香りになっていく可能性もあります。

基本データ

通称
ベチバー(Vetiver)
別名
ウサル、アカール、ワンギ、クスクスガヤ、ベチベル
学名
Vetiveria zizanoides
原料植物
ベチパー
広く張った根に芳香があり、精油の原料となる。葉の部分にはほとんど香りがありませんので原料としては利用しません。
科名/種類
イネ科/多年草
主産地
インド、タヒチ、ハイチ、ブラジル
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
琥珀色~濃い茶色
粘性
非常に高い
ノート
ベースノート
香り度合い
強い
おすすめ
芳香浴、入浴、スキンケア、トリートメント

土のように温かく濃厚でスモーキーな香り

ベチバーの主な効果・効能

心への作用

ベチバーの精油は原産地付近であるインドやスリランカでは「安静のオイル」「静寂のオイル」とも呼ばれ、深い鎮静効果が知られている精油です。その呼び名の通り、ベチベロール、ベチボン、ベチベロンなど鎮静作用の高い成分が主成分となっており、リラックス・鎮静作用に非常に優れた効果を発揮してくれます。

ストレスや緊張、環境の変化などによる神経の高まりや興奮・ピリピリと張り詰めている・情緒不安定(感情の起伏が激しい)などの状態を落ち着かせ、感情のバランスを取る手助けをしてくれます。ストレスなどから神経が昂ぶって寝付けない時の安眠対策としても効果が期待できるでしょう。

感受性が豊かで他人の言動に傷つきやすい方や、完璧主義、外向的過ぎて浮ついてしまう人にもお勧めです。ベチバーにはグラウンディング(地に足をつける)作用と言われる作用もあり、等身大の自分を認め着実に前進していく手助けにもなってくれますよ。

体への作用

ベチバーには血行促進作用があることから筋肉痛・関節炎・リウマチにも用いられます。末端冷え性や血行不良による肩こりの改善も期待できますし、疲労回復にも役立ってくれます。
軽いですが通経作用も持っており、PMS(月経前症候群)や生理中・更年期による心身の不快感の緩和、鎮經作用とあわせて生理痛緩和にも利用できます。

胃腸の機能低下による食欲不振、体重の減少などにも有効です。血液の生成を促す作用もありますので貧血の改善と、全体的に強壮効果が期待出来ます。
精神面と肉体面両方からアプローチをかけてくれる精油ですので、体のだるさ・めまい・疲労感などはっきりとした原因の分からない慢性的な不調がある場合に試してみても良いかもしれません。

【免疫強化・感染症予防】

ベチバーは中枢神経に働きかけることで免疫力を強化する作用があり、ストレスや過労などで免疫力の低下を感じる時にお勧めです。
抗菌・抗ウィルス作用もありますので、感染症の予防対策にもなるでしょう。

【催淫特性について】

ベチバーは催淫作用のある精油に数えられています。生殖器系に対する強壮作用があり、精神的なリラックス作用や安定感によって精神面から起こる冷感症やインポテンツなど性的障害の改善に効果があると考えられます。

その他作用

【肌への効果】

抗炎症作用があり、ニキビや虫刺されなどのかゆみと言った炎症に有効です。抗ストレス作用と相乗してストレス性のニキビや肌荒れにも効果が期待できるでしょう。

【防虫効果】

ベチバーは産地インドでは虫除けと日除けを兼ねて吊り下げたり、マットとして利用されてきた歴史があります。現在は天然成分系の虫除けスプレーに配合されていますが、精油を希釈してスプレーしても防虫・虫除けに利用できます。

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こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス性の症状
  • 抑うつ・興奮
  • 神経の緊張・不眠
  • 情緒不安・神経症
  • 感受性過多・自己嫌悪
  • 外向的浮つき
  • 環境の変化があった時
  • 面接・プレゼンなど緊張する時

【肉体面】

  • 筋肉痛・肩こり
  • 関節炎・リウマチ
  • 血行不良・冷え性
  • 疲労感・疲労回復に
  • だるさ・めまい
  • PMS(月経前症候群)
  • 更年期障害・月経不順
  • 生理痛・月経困難症
  • 免疫力向上・感染症予防
  • 夜のお悩みに
  • 虫除け・虫刺され
  • ニキビ・肌荒れ

ベチバーの利用について

相性の良い香り

フローラル系・バルサム系と比較的相性が良いとされていますが、独特の香りが苦手な方はスッキリとしたハーブ系と合わせると軽さが出て使いやすいでしょう。

【ベチバーのブレンド例】

ベチバーの注意点

  • 妊娠初期や乳幼児がいる場合は使用を避けてください。
  • 香りが強いため濃度に注意して利用しましょう。
  • 粘度が高く落としにくい精油ですが、手や衣服に付くと落ちにくいので注意して取り出すようにしてください。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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