だるさ解消情報集~D長屋~

不定愁訴? 自律神経? なかなか分かってもらえない辛い「だるさ」「重さ」を解消するための体質改善情報

ゼラニウム精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

自律神経やホルモンバランスの乱れが気になる方にオススメ

ゼラニウム(geranium)

  1. ゼラニウムとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. ゼラニウムの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. ゼラニウムの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

ゼラニウムとは

可愛らしい花を付けることから園芸植物としても人気のあるゼラニウム。ゼラニウムという呼び名は本来フウロソウ科フウロソウ(Geranium)属の植物の総称で、かつてはテンジクアオイ類もこの属にまとめられていました。現在はテンジクアオイ(Pelargonium)属に分離したものの、通称としてゼラニウムという呼び名が定着しています。区分するためにPelargonium属のことを「ゼラニウム」・Geranium属の植物は「ゲラニウム」と呼び分けることもあるようです。

広義でのゼラニウムは品種数が非常に多くなっていますが、ハーブ療法やアロマテラピーで単に「ゼラニウム」という場合はバラのような甘くフローラルな香りを含むことから“ローズゼラニウム”とも呼ばれるPelargonium graveolensという品種を指すことが多くなっています。属名の由来は諸説ありますが、成熟したサヤの形が鶴のくちばしに似ているとして、鶴を表すギリシア語pelargoにちなんで“Pelargonium”が付けられたという説がよく知られています。種子名の“graveolens”は強い香りを意味するラテン語で、セロリやディルなど芳香が強い植物の種子名にもよく使われていますね。

ゼラニウムの原産は南アフリカで、原産地付近の人々には古くから傷の手当などに取り入れられてきたと伝えられています。古代エジプトやギリシアでは皮膚トラブルの改善や現代のスキンケア用品のような感覚でも利用されていたようです。また治癒力と同時に悪霊を祓う力もあると信じられており、家の周りに植える花としても需要が高かったのだとか。現在でもヨーロッパでは窓辺に赤いゼラニウムを飾る風習がありますが、これも厄除けとして使われた名残だと考えられています。ゼラニウムは虫が嫌う香りを持つとも言われていますので防虫にも役立ちそうですね。

ゼラニウム精油は香味剤として食品・飲料にも使われていますし、化粧品・香水での需要も高い存在。世界各地で栽培・採油が行われていますが産地によって成分が異なり香りも微妙に違います。マダガスカル島のレユニオン島(旧ブルボン島)で採れたものは他の産地に比べゲラニオール含有量が高く、バーボン(ブルボン)タイプと呼ばれます。

シトロネロール・ゲラニオール・リナロールなどローズと共通の成分が含まれており、香りもローズっぽさがあるため「バラの香り」の演出にも使われています。ローズ精油は薔薇の花びら4000kgから1kg程度と言われていますが、ゼラニウム精油は葉や茎800kgから約1kgと採油率が高く安価なため偽和剤としても利用されています。単体で精油(エッセンシャルオイル)を香らせた場合は、ローズ・オットーっぽさを微かに感じる程度。ローズよりもシャープなグリーンさが強く、ハーブオイルにローズを少量加えたような印象です。香りの好き嫌いが分かれる精油ですが、成分や働きはローズ近く特に女性へのサポートに適していると考えられています。

基本データ

通称
ゼラニウム(Geranium)
別名
ニオイテンジクアオイ(匂天竺葵)、トゥルー・ローズゼラニウム、センテッドゼラニウム、ペラルゴニウム
学名
Pelargonium graveolens
科名/種類
フウロソウ科テンジクアオイ属/多年
主産地
マダガスカル島、レユニオン島、エジプト、モロッコ、中国
抽出部位
花、茎、葉
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色~明黄緑色
粘性
低め
ノート
ミドルノート
香り度合い
中~強め
代表成分
シトロネロール、ゲラニオール、蟻酸シトロネリル、リナロール、イソメントン
おすすめ
芳香浴・アロマバス・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

甘さと鋭さの混じったハーバル調、微かにローズを感じる重めの香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • 不安・緊張・抑うつ状態
  • イライラ・情緒不安定
  • 明るい気持ちになりたい
  • 気持ちを穏やかにしたい
  • 更年期障害に伴う精神不調
  • 生理前(PMS)の精神不調

【肉体面】

  • 循環不良・むくみ
  • 神経痛・関節痛の軽減
  • 風邪・インフルエンザ予防
  • 自律神経の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 生理痛・月経不順
  • 脂性肌・乾燥肌のケアに
  • 肌老化・くすみケアに
  • 天然蚊よけ剤として

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ゼラニウムに期待される効果・効能

心への作用

ゼラニウムに含まれるゲラニオールはバラに似た香りを持つ精油成分で、抗うつ作用があると考えられています。そのほか含有率の多いシトロネロールとリナロールには鎮静作用や抗不安作用などが期待されています。これらの成分が複合して働くことで鎮静と高揚・リラックスと活性化など様々な働きを持ち、精神面のバランスを整えることに繋がると考えられています。自分で感情のコントロールが上手く出来ないと感じている時などに適しているでしょう。

ゼラニウムは躁鬱状態のような感情の振り幅が大きい時はもちろんのこと、ストレスや神経疲労・不安・抑うつ感(気持ちの落ち込み)・イライラなど様々な心の不快感を和らげ、心を安定させることで前向きさや活力を取り戻すサポートをする精油と感がられています。精神状態や自律神経のバランスを整える働きが期待されていますし、ホルモンバランスを整える作用と合わせて更年期障害や月経前症候群(PMS)など女性特有の精神的に不安定な期間を乗り越えるためのサポートとしても取り入れられています。

体への作用

ゼラニウム精油は循環系への刺激作用があり、血液やリンパ液などの体液循環を良くする働きが期待されています。循環が整うことで利尿作用へと繋がり、体内の余分な水分や老廃物の排出を促すことでむくみ・水太りの予防や軽減にも役立つと考えられています。神経系のバランスを調整する働きと合わせて神経痛・関節痛・リウマチなどの軽減にも効果が期待できます。

大半の精油成分に抗菌作用があると考えられていますから、利尿作用と相乗して膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症予防・軽減にも効果が期待できるでしょう。そのほか抗炎症作用や鎮痛作用なども期待されており、風邪やインフルエンザの予防や喉の痛みなど呼吸器系炎症にも役立つと考えられています。

●女性の身体への働きかけ

ゼラニウム精油は精神面への働きかけから自律神経のバランスを整える働きが期待できるため、間接的に女性ホルモンのバランスを整える作用があると考えられています。そのほか副腎への刺激作用がありホルモン分泌を促すという説もありますが、こちらはどの成分がどう働くのかハッキリと分かっていないので疑問もあるようです。

ゼラニウムに女性ホルモン様(エストロゲン様)作用をもつ成分は含まれていませんので、ホルモン様物質を含むものに抵抗がある方でも取り入れやすい存在と言えます。精神面への働きかけや循環を促す働きによってPMS(月経前症候群)・更年期障害の諸症状軽減に、鎮痛作用と合わせて生理痛の軽減などに役立ってくれるでしょう。自律神経が整うことで、同じく視床下部が司っている女性ホルモンの分泌リズムも整いやすくなりますから月経不順の改善にも効果が期待できます。

その他作用

【肌への効果】

ゼラニウム精油は皮脂分泌調整作用や抗炎症作用があり、乾燥肌・脂性肌両方のケアに適した精油と考えられています。皮脂量のほか肌の水分バランスを整える働きや血行促進・細胞成長促進作用などもあるとされ、肌を柔らかく若々しく保つ働きが期待されています。肌のくすみや乾燥・角質化など様々なお悩みのケアに取り入れられており、化粧品原料としてもよく配合されています。

また殺菌消毒・抗ウィルス作用があることから火傷や小さな傷、口唇ヘルペスなどのケアにも有効とされています。抗炎症作用があり虫刺されや湿疹などの皮膚炎症ケアに良いとも言われていますが、EUからは強い感作性(アレルギー誘発性)を持つという評価もなされていますので使用には注意が必要です。

【天然の虫よけとして】

ゼラニウムに含まれているシトロネロールやゲラニアールには防虫作用があります。このためゼラニウムは昆虫禁忌特性がある精油として、天然の虫よけ剤としても利用されています。ゼラニウムの香りは特に蚊が嫌う香りと言われていますから、蚊が多くなる時期にスプレーやルームアロマとして利用してみると良いでしょう。他精油と組み合わせることでフレグランスとしても役立ってくれますよ。

ゼラニウムの利用について

相性の良い香り

柑橘系、オリエンタル系の香りと相性が良いとされています。特に柑橘系とのブレンドはゼラニウムがが持つ香りの重さを中和しライトな印象にしてくれるため、よく利用されています。

【ゼラニウムのブレンド例】

ゼラニウムの注意点

  • 妊娠中は使用を避けましょう。
  • 肌に刺激があるため、敏感肌の方は注意してください(特にレユニオン島産のもの)。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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