クベブ/キュベブ精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

呼吸器系ケアに効果が期待できる、ビターで個性的な香り

クベブ/キュベブ

  1. クベブとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. クベブの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. クベブの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

クベブ(キュベブ)とは

クベブはジャワ島が原産のコショウ科の植物で、東南アジアやインドなどアジアの亜熱帯~熱帯地方に分布しています。コーヒー農場などで副収入用に栽培されているものもあるそうですが、自生しているものを採取していることが多いようです。植物としてはブラックペッパー(胡椒)に非常に近い存在で外見もよく似ていることからジャワペッパーとも呼ばれていますが、辛味が少ないためペッパーの増量剤として混ぜられていることもあるそう。またクベブは花柄が付いたまま利用されるため“テイルドペッパー”とも呼ばれています。

インドの伝統医学であるアーユルヴェーダではクベブをうがい薬をはじめとした口腔および歯科疾患・咳・口臭・声がれなどの治療薬として利用していたと伝えられています。また性的快感の増進や妊娠率を高めるなどの働きがあると考えられ、媚薬のような形でも利用さていたようです。
中国医学においても生薬“蓽澄茄(ひっちょうか)”として漢方薬等にも利用されています。クスノキ科のリツェアクベバ(メイチャン)の果実も蓽澄茄として利用されることがありますが、元々は中国へクベブが伝わった際に形状や気味が似ていたため代用品として利用された名残ではないかと考えられています。

アジアを挟んで西側、ヨーロッパでも中世には防腐作用を持つスパイスとして重宝されたほか、健胃・利尿作用があるとしハーブとしてや悪魔祓いなどにも使われていたと言われています。アラブ人によってアフリカへも伝えられ、モンゴルのミックススパイス“ラセラヌー”などにも配合されています。香辛料として利用する場合はブラップペッパーよりもオールスパイス感覚で利用されることが多いようです。

日本ではあまり馴染みのない存在ですが、一般に植物としての名称にはヒッチョウカやクベバ、精油としての名称にはクベブもしくはキュベブと呼ぶことが多いようです。精油は刺激が強く感作作用を起こす可能性があるためアロマテラピーとして利用されることはあまりありません。しかしウッディー調とスパイス調を併せ持った渋みのある香りが一部の方には好まれており、[ジョン バルベイトス]ビンテージなどの香水にも利用されています。

基本データ

通称
クベブ(Cubeb)
別名
キュベブ、クベバ、畢澄茄(ヒッチョウカ)
学名
Piper cubeba
科名/種類
コショウ科コショウ属/蔓性低木
主産地
インドネシア、スマトラ、ボルネオ
抽出部位
果実
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色~淡緑色
ノート
トップノート
香り度合い
 -
代表成分
キュベネン、サビネン、カリオフィレン、カジネンなど
おすすめ
芳香浴

ウッディーさとスパイシーさが絡んだ、温かみのある香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレスの緩和に
  • 気持ちの落ち込みに
  • 精神疲労・無気力に
  • 感情が冷めている時に
  • リラックスしたい時に

【肉体面】

  • 咳・喉の痛み・声がれ
  • 気管支炎・喘息
  • 風邪・インフルエンザ予防
  • 膀胱炎・尿道炎
  • むくみ・お腹のハリに
  • 消化不良・吐き気

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クベブ(キュベブ)に期待される効果・効能

心への作用

クベブの精油は精神的・心理的効果は分かっていない部分が多いですが、リラックス効果があるとされています。植物的にも構成成分的にもブラックペッパーと似ていますし、強壮作用を持つとされる芳香成分サビネンを含むことから、心を温めて活力を取り戻すのに役立つのではないかと考えられています。

体への作用

クベブは伝統的に咳・喉の痛み・声がれなど呼吸器系トラブルの緩和に利用されてきた歴史を持ちます。精油も咳止め薬の材料として利用されており、殺菌・抗菌作用や去痰・鎮痙作用などが期待できます。喘息や気管支炎の緩和にも有効とされていますし、風邪予防・初期症状ケアとしても効果が期待できるでしょう。

そのほかに利尿作用があることから、殺菌作用と合わせて膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症ケアにも有効とされています。サビネンには鬱滞除去作用がありますからむくみの緩和などにも効果が期待できますし、胡椒と同じスパイス系であることから消化促進作用によって消化不良や吐き気・腹部膨満感などの緩和に有効とする説もあります。

その他作用

肌への働きかけ

抗炎症作用と収れん作用があるとされ、肌トラブルの緩和や毛穴の開きなどに有効とされています。しかし刺激が強いこと、感作作用を持つ可能性があること、偽和が多いことなどから皮膚へ直接塗布するような利用法はおすすめできません。クベバを使う必要性が特にない場合は安全性が高い使用データの多いものを利用するようにした方が良いでしょう。

クベブ(キュベブ)の利用について

相性の良い香り

スパイス系の香りと相性が良いとされています。

【クベブのブレンド例】

クベブ(キュベブ)の注意点

  • 刺激・感作作用がある可能性があるオイルのため、使用には注意が必要です。
  • 妊娠中や授乳中、著しく体力が低下している場合は使用を避けましょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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