だるさ解消情報集~D長屋~

不定愁訴? 自律神経? なかなか分かってもらえない辛い「だるさ」「重さ」を解消するための体質改善情報

スパイクナード精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

“ナルドの香油”としても知られる、神秘的な精油

spikenardEssentialOil

  1. スパイクナードとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. スパイクナードの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. スパイクナードの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

スパイクナードとは

スパイクナードはヒマラヤ辺りの高度3000-5000mの山地に自生する高山植物で、バレリアンと近縁種です。ハーブとしてはスパイクナードもしくはナード(ナルド)と呼ぶのが一般的ですが、漢方では甘松もしくは寛葉甘松と呼ばれ芳香性健胃薬として利用されていますし、アーユルヴェーダではジャタマンシーと呼び不眠緩和などに利用されています。そのほか粉末化したものはお香・線香の原料としても利用されています。

スパイクナードは古代エジプトやギリシア時代から利用されていた、非常に古い歴史を持つ精油の一つです。キリスト教の新約聖書において、最後の晩餐の前にマグダラのマリアがイエス・キリストの足を拭う際に使った「ナルドの香油(ナルデの香油)」としてもよく知られています。ちなみにマグダラのマリアがこの精油を購入した価格は“一年分の賃金”と言われていますから、非常に高価な精油であったことがうかがえますね。現代でもスパイクナードの聖油は高価な部類に属しますし、一部の終末医療において穏やかな死を迎える聖油としても利用されているそうです。

神秘的な精油であるスパイクナードですが、その香りはかなり重く個性的で好き嫌いが別れる香りと言えます。好き嫌いの別れる精油の代表格としてベチバーがありますが、スパイクナードはそれを上回るクセの強さ。ベチバーやパチュリーのような土臭さがベースですが、ウッディ調・甘いスパイス調・アニマル調を含むと表現される複雑な香りで、原液の香りを嗅いだ場合は不快感を覚える方のほうが多いかもしれません。香りを確認してからの購入がお薄めですし、単品使いではなくごく少量ずつブレンド用として使ってみてください。

基本データ

通称
スパイクナード(Spikenard)
別名
ナルド、甘松香(カンショウコウ)、インディアンバレリアンルート、ジャタマンシー
学名
Nardostachys jatamansi
原料植物
スパイクナード
イエスに注がれた“ナルドの精油”はスパイクナード精油とする説が通説となっていますが、ラベンダー(スパイクラベンダー)であったのではないかとする説もあります。
科名/種類
オミナエシ科ナルドスタキス属/多年草
主産地
インド、チベット、ネパール
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
黄色~濃琥珀色
粘性
ノート
ベースノート
香り度合い
強い
代表成分
α-パチュレン、β-グルジョネン、1-ハイドロキシアリストロレネロン、パチュリアルコール
おすすめ
芳香浴・入浴・マッサージ・スキンケア・ヘアケア

スモーキーな土の香りに、木・スパイスなどの要素を含む濃厚な香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • 緊張・ストレス
  • イライラ・ヒステリー
  • 不安・恐怖・悲しみ
  • 感情コントロールに
  • 気持ちを落ち着かせたい
  • 地に足を付け安定したい
  • 自分をしっかり持ちたい
  • 自分を見つめ直したい
  • 安眠のサポートに

【肉体面】

  • 心因性の不調全般に
  • 消化不良・下痢
  • 便秘・お腹の張り
  • 動悸・不整脈
  • 血行不良・貧血
  • 冷え性・むくみ
  • 月経不順・生理痛
  • 保湿・エイジングケア

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スパイクナードに期待される効果・効能

心への作用

スパイクナードの精油は鎮静作用に優れた精油とされています。不安・緊張・ストレスなど自分で認知しているものは勿論のこと、心の奥底にある恐れや怒り・悲しみなどを開放して根底から気持ちを安定させる働きがあると考えられています。自分でも原因がはっきりしないイライラやヒステリー、精神面に起因する不眠対策としても役立ってくれるでしょう。

グラウンディング(グラウディング)作用が高い精油としてスピリチュアルな面からもスパイクナードの精油は支持されています。グラウンディングというのは地に足を付けることで、感覚のバランスを取ってしっかりと安定して存在するための基盤とされています。浮足立って自分を見失ってしまう方にも適していると言われており、まさに香り通り「どっしりとした揺るぎなさ」を与えてくれる精油と言えそうですね。自分と向き合いたい時や瞑想用の香りとしてもオススメです。

体への作用

精神面への鎮静・安定に優れる精油とされているため、胃痛・頭痛・消化不良や下痢など神経性の不調全般に効果が期待されています。心臓の強壮作用もあるとされており、不整脈や動悸の予防・緩和にも役立つと考えられています。

そのほかに血液を補う・血行促進作用があると考えられることから貧血や血行不良などにも利用されています。合わせて利尿作用がありますので、循環が悪い方・冷え性の方にも適していますし、消化促進作用や鎮痙作用も有りますので、血流改善と合わせて便秘と下痢両方の改善にも効果が期待できます。

【女性の体への働き】

スパイクナードは卵巣機能刺激作用によって月経促進に役立つと言われていますし、血行促進や鎮静鎮痙作用もありますので月経不順や生理痛など女性特有の月のトラブルの緩和にも効果が期待できます。気持ちを安定させる働きもありますから月経前症候群(PMS)の諸症状緩和にも役立ってくれるでしょう。

その他作用

【皮膚・頭髪への利用】

スパイクナード精油は古くはムガル帝国において肌の若返り用に、チベットでは髪に艶を与える髪油として利用されてきた歴史を持ちます。白髪・薄毛予防に役立つとする説もあります。

現在スパイクナードの精油は皮膚利用は避けたほうが良いとする説、保湿・抗炎症作用があり皮膚炎症や乾燥肌・年齢肌のケアに有効とする説に分かれています。また利尿・解毒作用があることからマッサージオイルに希釈することでセルライトケアなどに役立つとも言われています。避けたほうが良いとする説もありますから、使用する場合はパッチテストをした後、低濃度でボディ用で試すなど細かく段階を踏んでいくと無難でしょう。炎症がある場合の長波お勧めできません。

スパイクナードの利用について

相性の良い香り

スパイクナードの精油は既にブレンドされたような様々なニュアンスを含み、ハーブ系やオリエンタル系など書籍によって香りによる分類も異なります。そのためどの系統の香りとも比較的組み合わせやすい香りと言えますが、特にオリエンタル系と相性が良いとされています。香りが気になる方はフローラル系・柑橘系の精油に揮発保留剤として少量入れると使いやすいでしょう。

【スパイクナードのブレンド例】

スパイクナードの注意点

  • 妊娠中・授乳中の使用は避けましょう。
  • 鎮静作用が強いため高濃度・長時間の使用や、集中力が必要なシーンでの利用は控えましょう。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

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