紫蘇/シソ精油
アロマ・エッセンシャルオイルと期待される効果効能紹介

ホッとする和のハーブ、風邪予防やケアにも

紫蘇(シソ/Shiso)

  1. シソとは
    1. 基本データ
    2. こんなお悩みに
  2. シソの効果と効能
    1. 心への作用
    2. 体への作用
    3. その他作用
  3. シソの利用
    1. 相性の良い香り
    2. 使用上の注意

紫蘇(シソ)とは

日本人にとって馴染み深いハーブであるシソは、エゴマ(Perilla frutescens var. frutescens)とは同種の変種という非常に近い植物です。原産地は中国南部から東南アジアにかけての地域で、アジア全域で見るとシソ系統派・エゴマ系統派・両方を好むと地域・国によって好みに違いがあるとされ、日本はシソ派、韓国はエゴマ派と言われています。基本品種はチリメンジソ(縮緬紫蘇)f. crispaで、そのほか赤紫蘇f. purpurea、青紫蘇f. viridis、縮緬紫蘇、斑紫蘇f. roseaなどがあります。

紫蘇(シソ)という名前の由来は“蟹を食べ過ぎてお腹を壊した若者たちに後漢末期の名医「華佗」が紫色の草の茎と葉を煎じた薬を処方し治した”ことに由来しています。この紫色の草は当時、紫舒(ヅスウ、舒は気分を良くするという意味があるそう)と呼ばれていましたが、時間とともに変化して紫蘇になったと言われています。中国医学では葉を「蘇葉」、熟した果実を「蘇子」と呼び、葉は不眠症・神経痛などに、種は咳・便秘などに利用します。

日本では香味野菜や香辛料、梅干などの着色料としてなどと、目立たない存在でありつつも和食を支える名脇役的な存在。そのほか種子から摂れる紫蘇油は近年の健康ブーム・オイルブームで注目されていますが、香りを楽しむために利用する精油は「葉部」から採油されたものを用いています。
シソの生葉の香りを濃縮した香りを持ち、日本人にとってはノスタルジックでホッとする香り言えます。ヒノキユズ・ヨモギなど並ぶ日本を代表する和精油・国産アロマの1つです。

基本データ

通称
紫蘇/シソ(Shiso)
別名
赤紫蘇(Red Shiso)、青紫蘇/大葉(Green Shiso)、蘇葉(ソヨウ)
学名
Perilla frutescens var. crispa
科名/種類
シソ科/一年草
主産地
日本、中国
抽出部位
抽出方法
水蒸気蒸留法
淡黄色~薄オレンジ色
粘性
ノート
ミドル~トップノート
香り度合い
弱~中
代表成分
ぺリラアルデヒド、リモネン、β-カリオフィレン、α-ピネン、β-ピネン、シソオール、リナロール
おすすめ
芳香浴

馴染みあるシソの葉そのままの爽やかな香り

こんなお悩みにオススメ

【精神面】

  • ストレス・神経疲労
  • 緊張・不安・興奮
  • 気持ちの落ち込みに
  • リラックスしたい時に
  • 元気が出ない時に

【肉体面】

  • 食欲不振・消化不良
  • 血行不良・冷え性
  • 肩こり・神経痛
  • 咳・痰絡み・鼻水
  • 風邪などの感染症予防

Sponsored Link

シソに期待される効果・効能

心への作用

シソ精油にはリモネンが含まれているため、鎮静・リラックス効果が期待出来ます。ストレス・緊張による憂鬱感や緊張を和らげて気持ちを落ち着かせ、元気や前向きさを取り戻す手助けをしてくれるでしょう。

文化的に馴染みある香りで(シソが嫌いな方で無ければ)懐かしいような・ほっと安心出来る懐かしい香りでもあります。精神的に疲れているときなどに適しています。

体への作用

シソの精油の主成分で独特なシソの香りの元となっている「ペリルアルデヒド」は胃液の分泌を促進し食欲を出させる働き(健胃作用)があり、リモネンにも胃腸の蠕動運動促進作用があります。このことからシソの香りは胃腸の機能向上に役立つ精油であると考えられています。リモネンの血行促進作用による冷え性・肩こり・腰痛などの緩和にも効果が期待出来ます。

また去痰作用や鎮咳作用があるとされ、風邪の初期症状をはじめとする喉・鼻の不快感改善にも有効と考えられています。近年シソ本体にアレルギー抑制効果が報告されており、精油でも抗アレルギー効果が得られるとする説もありますが、精油にはルテオリン・ロズマリン酸・α-リノレン酸などの有効成分はほとんど含まれていないため信憑性は低いと考えられます。

その他作用

お部屋の空気清浄に

シソ精油の主成分ペリルアルデヒドには優れた抗菌作用が認められていますし、リモネンにも抗菌・抗ウィルス作用があるとされていますから風邪などの感染症予防に高い効果が期待出来ます。

皮膚使用について

成分から見た働きとしてはむくみ緩和・抗菌などが考えられています。しかしアルデヒド類が多く皮膚刺激が強いため、スキンケア・マッサージなど直接皮膚に触れるような使用はあまりなされません。

肌に付けるような形としては手作り化粧品で原料(香料)としての利用程度が一般的ですが、敏感肌の方は利用しないほうが無難です。同様にアロマバスとしての利用も注意が必要です。心配な方は浴槽に混ぜず、コットンに染みさせたものを置くなどして香りだけを楽しむようにしましょう。

シソの利用について

相性の良い香り

ハーブ系とブレンドしやすい香りです。フローラル系、柑橘系とも比較的よく合うでしょう。

【シソのブレンド例】

リラックスタイムに⇒ベルガモットラベンダーゼラニウム
血行不良・冷え緩和⇒ユズジュニパーブラックペッパー
食欲不振・消化不良⇒ライムフェンネルスペアミント
風邪・喉鼻の不快感に⇒レモンペパーミントユーカリ

シソの注意点

  • 妊娠中・授乳中の方は使用を避けましょう。
  • 皮膚刺激が強い精油のため、肌への使用はおすすめできません。

  • アロマテラピーは医療ではありません。効果や効能は心身の不調改善を保証するものではありませんのでご了承ください。
  • 当サイトに掲載している情報は各種検定とは一切関わりがありません。

こちらもオススメ